2010年 ヤマハレディースオープン葛城

過酷な自然との戦いが、一番の強敵!?

2010/04/03 20:03
6番の突風はハンパじゃなかった! バイザーを必死で押さえる北田瑠衣

連日、荒れた天候に見舞われている「ヤマハレディースオープン葛城」。初日は低気圧に伴う大雨と強風の影響によりスタートが3時間遅れ、日没サスペンデッド。2日目は晴れたと思いきや、再びの強風により全体的にスコアが崩れ、この日アンダーパーをマークしたのは僅かに4人。通算でも、アンダーパーは首位の古閑美保天沼知恵子、たった2人だけとなってしまった。

この日、会場の葛城ゴルフ倶楽部に所属する、男子プロの藤田寛之が訪れていた。「このコースでは、こんな風はいつもですよ。でも、女性には厳しいかもしれないですね」。特に6番ホールは、ロケーションの関係上、今日のような南西の風の煽りをモロに受けてしまうという。

その6番ホール、確かに他のホールとは風の質が異なる。とにかく突風が頻繁に起こり、グリーン上でボールが動いてしまう選手もチラホラ。それ以外のホールでも断続的に風が吹き続け、ほとんどの選手の口調は風への恨み節だった。

その中で首位に並ぶ2人は、耐える展開は大いにウェルカム。「最終日も今日くらい荒れれば面白くなる」と古閑が言えば、「凌ぎ合いはすごく集中できるので、大好き」と天沼。とは言え、逆に被害者となる可能性もあるのが自然との闘い。明日の最終日、コース特有の舞うような風と同様、先の読めない展開になる予感・・・。(編集部:塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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