「至れり尽くせり」の40分 ティーチングプロによるレッスン会

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日（11日）◇城陽CC(京都)◇6555yd（パー72）

日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）が主催するメジャー大会では、試合で使用していないホールで4日間「Par 3 レッスン会」が行われた。

ティーチングプロフェッショナル資格A級を持つ指導プロが1回40分（1クラス最大5人／1人3000円）のラウンドレッスン。レンタルクラブもあり、全4日間で計140人が参加するなど盛況に終わった。

指導歴30年以上の竹内弓美子プロは「時間がないので難しいことはアドバイスせず、基本的なことを指導する。自分ができないからできない人の気持はわかる。40分ですごく変わる。至れり尽くせり」と手応えを明かした。

レッスンはバンカーやアプローチ、グリーン上など状況別に行われ、参加したアマチュアはそれぞれの課題に向き合っていた。

指導歴15年以上の杉山愛実プロはバンカーでの指導に注力。一番大事なポイントについて、「グリップ圧が一番大事。しっかりと握らない。そこが大事。グリップ圧を弱めるのは手首を固めないため」。アゴが高いバンカーの攻略法を学ぶべく、アマチュアはプロの言葉に耳を傾けた。

参加したアマチュア男性も「今まではずっと我流だった。バンカーが一番タメになった」と納得の表情を見せた。

ギャラリープラザ近くではスナッグゴルフ体験会（無料）も開催。担当者は「ゴルフを好きになってもらいたい。小さい頃から触れ合ってもらって願わくばプロですが、生涯を通してゴルフをしてもらえたらうれしい」と説明した。

大会は競技の普及と拡大も目的とする。生涯スポーツとしても代表的なゴルフだが、10年後、50年後を見据えて地道な活動が行われていた。（編集部・玉木充）