「だいぶ痛いです…」 服部が受ける“愛のムチ”
2009/10/31 18:45
ディフェンディングチャンピオンの服部真夕が、首位に2打差で臨む「樋口久子IDC大塚家具レディス」最終日。連覇がかかる今週に加え、翌週はホステスプロとして出場する「ミズノクラシック」が控えている。服部にとって重要なトーナメントが続く中、まるで標準を合わせたかのように優勝争いを演じている。
服部といえば、岡本綾子の愛弟子としても知られている。昨年大会では、最終日の朝に激励のメールが服部に送られるなど、細かな気配りも受けている。その岡本から昨日、服部に贈られた言葉。「私に、そんなにお小遣いをくれなくてもいいのよ」。何かと思いきや、今年8月の「CAT Ladies」から服部がダブルボギーを打つたびに、罰金が科せられているという。
「私がダボを打ちすぎているからだと思います…」と苦笑する服部。初日の17番で叩いた、ダブルボギーに対しての言葉だったようだ。金額こそ明かさなかったが、過去の罰金の累積に対し「だいぶ痛いです」とポツリ。
だが、数字上では効果は現れている。今年の開幕戦から「CAT Ladies」前週までの15試合で、ダボ以上が18個。「CAT Ladies」から前週の「マスターズGCレディース」までの10試合でダボ以上が8個。シーズン前半は体調不良や右足首の故障により出遅れていたこともあるが、少なくとも意識的な戒めにはなっているはず。師匠が贈る愛のムチが、大会連覇への道しるべとなるか!?(編集部:塚田達也)
■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。