夏休みの風物詩に、女子プロたちも苦笑い
2007/08/19 19:31
今週開催された「新キャタピラー三菱レディース」は、開催時期が夏休みの真っ最中。それもリゾート地で交通の便が良い箱根とあり、親子で観戦するギャラリーの姿が数多く目立った。
木陰を見つけてビニールシートを敷き、お弁当を食べながら観戦する姿はピクニックさながら。中には、木陰を見つけて一人で携帯ゲームを興じる子供の姿も。また、あちらこちらでは赤ん坊の泣き声がこだまし、苦笑する女子プロもいた。それでも携帯電話の電子音や話声などのような不快感を覚えないのは、無邪気な子供の成せる技か。戦いの場は、通常のトーナメントとは一風変わった雰囲気に包まれていた。
さらに子供たちのお楽しみは、続々とホールアウトする選手からサインを貰うこと。選手がアテストを終えるたびに、「すみませーん、サインくださーい!」と元気な声が飛ぶ。これには暑さで疲労困ぱい気味の女子プロたちも、思わず表情を崩しながら歩み寄ってしまう。クラブハウス付近には、たくさんのサインが書かれたキャップや色紙を手にした子供たちが笑顔を振りまいていた。
この中には、将来プロゴルファーを夢見る少年少女もいることだろう。横峯さくらや大山志保など、人気選手たちが揃って活躍した今大会。テレビでしか見たことがないプロゴルファーのショットを間近に感じ、触れ合うことで、子供たちにとってはひと夏の良い思いでとなったに違いない。(編集部:塚田達也)
■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。