国内女子ツアー

やっぱり地元・宮崎は特別!

2007/11/22 17:39
1番から気合の入ったガッツポーズ!地元宮崎で有終の美を飾れるか!?

今年1年を締めくくる国内女子ツアー最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、冬でも温暖な宮崎県の宮崎カントリークラブが舞台となる。宮崎出身の選手は多く居るが、中でも一番の声援を受けているのは、昨年の賞金女王・大山志保だ。

今年は夏場に全米女子オープンをはさんで、出場2試合連続優勝を果たした大山だが、今季の賞金ランキングは7位と、ここまでは期待通りの成績を残せていない。昨年は絶好調だったパッティングも「スタンレーの2日目から急に入らなくなった」と不調に陥り、長年使っていたパターをあきらめ、今年だけで4本の新しいパターを試している。

しかし、ここ宮崎CCは05年にメジャー初優勝を飾った思い出の詰まったコース。ここの高麗グリーンで他のパターは使いたくないと、6月以来使っていなかったオデッセイの古いパターを引っ張り出し、この試合に投入した。すると、「今まで何だったんだろうっていうくらいパットが良かった」と、この日は27パット。3アンダー、2位タイ発進の原動力となった。

それだけでなく、ここには地元ファンの熱烈な後押しもある。「ギャラリーも沢山応援してくれていたし、1番のセカンドから気合が入りました」と、1、2番を連続バーディ。3番もナイスパーでガッツポーズを連発した。

「今年は楽しかったと言えるような終わらせ方をしたい」という大山。11月には念願の新居も完成し、今は親と同居生活が送れている。親孝行の次は、地元ファンへの恩返し。久々に気力の充実した大山が、トーナメントを盛り上げてくれそうだ。(編集部:今岡涼太)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。