国内女子ツアー

ベストアマ争いもプレーオフに…!?

2008/05/25 17:26
初のベストアマを獲得した森美穂。今後が非常に楽しみな15歳だ

今年の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」の決勝ラウンドには、森美穂(15)、竹村真琴(18)、綾田紘子(20)のアマチュア3名が進出。最終ホールまでもつれたベストアマチュア争いを制したのは、最年少の森だった。竹村と共に通算3オーバーで並び、迎えた最終ホール。このまま同スコアでホールアウトすれば、アマチュア同士のプレーオフへともつれ込むところだ。

森は18番パー4の2打目を3メートルにつけると、これを沈めてバーディフィニッシュ!通算2オーバーとして、ほぼ同時に最終9番をプレーしていた竹村の結果を待った。過去のプレーオフの戦績は1勝1敗、「プレーオフは嫌だなあ」と話していた森。ここで朗報が飛び込んでくると、「良かった~、嬉しいです」と安堵の表情を浮かべた。

2007年からプロトーナメントに出場し始め、今大会で4試合目。初めて予選を突破した勢いそのままに、ベストアマをも獲得した。「これまでプロの試合での目標を予選突破に置いていたのですが、それをMAXにしちゃうと、そこまで届かないような気がして。今週は3日間アンダーで回ることを目標に置きました」との意識改革が奏功したようだ。

来月の24日には、「日本女子アマチュア選手権」が控えている。「流れを良くしておきたかった。自信になりました」と森。昨年の同大会優勝者である綾田、ベスト8の竹村に競い勝ったことも、大きな収穫といえるだろう。アマチュア日本一を決める大一番で、森が番狂わせを演じることへの布石となるか。(編集部:塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。