国内女子ツアー

藤田幸希、「魔女の力を借りて」3連覇に挑む

2008/06/26 16:47
プロアマ戦で笑顔を振りまく藤田幸希。未知の力が藤田を優勝へと導く!?

今週開催される「プロミスレディスゴルフトーナメント」一番の注目は、紛れもなく藤田幸希だ。過去に挙げた通算2勝を、いずれも今大会で飾る抜群の相性の良さを誇る上、ツアー制度施行後では日本人初となる同一大会3連覇がかかっている。

昨年大会の上田桃子とのプレーオフでは、ティショットを左に曲げたものの、ボールは小枝に当たりフェアウェイ方向へ。ここからバーディを奪って2連覇を達成した。「ここでは、どこに飛んでも何かが助けてくれる」と、本人も非科学的な“何か”が自分を守ってくれていると公言する。

そして迎えた今年。「フジサンケイレディス」で右手首を傷めて以降、4試合欠場、2試合予選落ちと不調続き。しかし、「先週まで調子が悪かったのも、ここに来ると全部直ってしまうからビックリ。気持ちも、体調も良くなるから不思議ですよね」と、未知のパワーは早くも五体に注がれているようだ。「ここに来るまでは緊張感や怖さもありましたが、それは先週まで。ここに着いたら楽しみに変わりました。あとは、このコースが助けてくれるでしょう」。もはや、コースと自身との蜜月関係を信じて疑っていない。

「誰かに“プロミスの魔女”って呼ばれました。私が魔女なのか、ここの魔女が私のことを気に入ってくれているのか分かりませんが…」。魔女と契約を交わすには、何かしらの代償が必要だと聞く。2007年の2勝目までは膝を痛めて不遇の時期が続き、今年も右手首を痛め、開催間近まで1ヶ月間に渡り欠場を余儀なくされた。「魔女の力を借りて頑張りたい」と話していた藤田の、今週の結末は…!?(編集部:塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。