国内女子ツアー

服部真夕を成長へと導く、多くの刺激

2008/10/17 18:47
服部真夕を取り囲む恵まれた環境が、急速な成長へと導くかもしれない

先週の「SANKYOレディースオープン」でツアー初勝利を飾った若林舞衣子。優勝を決めた日曜日の夜には、同期の服部真夕一ノ瀬優希のほか、若林の家族やキャディらを招いて祝賀会を開いたという。服部も「優希ちゃんとサプライズを起こそうと、花束をプレゼントしたんですよ」と、友であり良きライバルの勝利を祝った。

その翌日となる今週の月曜日、服部は若林、一ノ瀬を連れて実業団のソフトボールの試合を観戦した。ソフトボール経験者である服部は今年のオフ、強豪チーム「ルネサス高崎」のトレーニングにも参加。今も、試合を観戦すれば挨拶に伺うなど、親密な関係を築いている。

「練習に取り組む姿勢や考え方など、学ぶことがすごく多い」という服部。定期的な試合観戦は、気持ちを継続的に引き締める良い場となっている。さらに、プロテストのトップ合格者という立場から見れば、若林には先を越される形となった先週。「私も、という気持ちは強まりましたね」と、勝利への意欲も増した。

迎えた今週の「富士通レディース」初日、「去年は予選落ちしたので、リベンジの気持ちで」と臨み、2アンダーの17位タイと上々の滑り出し。『80点』と自身も納得のプレーを見せた。他競技のアスリートから、そしてライバルから多くの刺激を受けている服部。大器の成長を、確実に後押ししているはずだ。(編集部:塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。