今なお健在、ジャンボ尾崎の存在感
2011/07/21 21:40
今週の「セガサミーカップ」で、尾崎将司の話題がいろいろとフォーカスされている。昨日のプロアマ日には、表彰式後に約1時間に渡って石川遼にショットの指導。石川も「これから上を目指していく上で、これが自分が目指すスイングなんだなと思った」という心酔ぶりだ。
尾崎が授けた新スイングで“ぶっつけ本番”で臨んだ石川の初日は、5バーディ、2ボギーの3アンダー。プレーヤーとしては言わずもがな、指導者としての尾崎の“株”もグッと上がったと言えるだろう。
尾崎自身の初日は5オーバーの128位タイと振るわなかったものの、今度は4アンダー6位タイと好スタートを切った同組の谷口徹がこう話す。「やっぱりジャンボさんと回ると締まっていい。若々しいゴルフをしているし、まだまだ頭が上がりません。いい意味で緊張感を持ってやれています」。
今年で64歳。若手から中堅を含めた多くのゴルファーにとって、“ジャンボ尾崎”の存在の大きさは今も絶大だ。そんなことを改めて実感させてくれた、この数日間。今度は、どのような事でその名を踊らすのだろうか。【北海道千歳市/塚田達也】
■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。