ホストプロの谷原秀人は最終日伸ばせず 次週は南アフリカへ
◇欧州男子◇ターキッシュエアラインズオープン 最終日(4日)◇レグナムカーヤゴルフ (トルコ)◇7159yd(パー71)
谷原秀人は年間ポイントランキングの「レース・トゥ・ドバイ」上位選手が集うポストシーズンの初戦(全3戦)を35位タイで終えた。31位タイから出た最終ラウンドは2バーディ、2ボギーの「71」にとどまり通算6アンダーのまま。パッティングに課題を残して次戦、南アフリカでの「ネッドバンクゴルフチャレンジ」に向かう。
ようやく奪ったこの日最初のバーディは2オンに成功した前半7番(パー5)。9番で第2打をピンそば1.2mにつけて2つ目としたが、グリーン上で不安があった。「日に日にスピードが遅くなっていった感じ」とカップの手前で止まるシーンが多く、ショットで作ったチャンスを活かしきれなかった。
後半15番(パー5)は残り219ydの第2打を4Iで狙ったが、グリーン手前の池に落としてボギーとした。「痛かった。奥も寄らない、手前もダメと思ったらトップしてしまった」と意気消沈。17番の3パットボギーでスタート時のスコアに。スポンサー契約を結ぶターキッシュエアラインズの主催大会とあって、上位進出を逃したことに悔しさをにじませた。
一週間を通じてティショットは抜群の安定感を誇った。「ここは広いから」と素っ気ないが、4日間のフェアウェイキープ率は連日80%越え。「(ショットの調子は)ちょっと悪い方向に行ったけれど、悪い中でこれなら」と納得できる部分もあるだけに、パットがやはり一番の課題だ。
ポイントランキングは前週の56位から変わらなかった。次週の南アフリカ・サンシティのゲーリー・プレーヤーCCは「狭いコース。ラフもバミューダで沈んでしまう。その周りはほぼブッシュ」だという。翌週のアラブ首長国連邦での最終戦「DPワールドツアー選手権ドバイ」に参戦すべく、ランキングで上位60位を確保する戦いとなる。
この夜にはトルコを出て、ヨハネスブルグに5日(月)の早朝に到着する予定。ベテランはせわしなく世界を駆けまわる。(トルコ・アンタルヤ/桂川洋一)