谷原秀人は対応力発揮できず後退「アンラッキーではない」
2018/11/04 07:10
◇欧州男子◇ターキッシュエアラインズオープン 3日目(3日)◇レグナムカーヤゴルフ (トルコ)◇7159yd(パー71)
17位タイから出た谷原秀人は「71」とスコアを伸ばせず、通算6アンダーのまま31位タイに後退した。1バーディ、1ボギーと静かなゴルフに終始。首位の李昊桐(中国)とは11ストロークの差がついた。
序盤はアイアン、ウェッジでのショットを左に曲げることが多かった。前半4番でのフェアウェイからの第2打はグリーンを左に外して、なんとかパーセーブ。「中途半端な距離ばかりが残った。『49度(のウェッジ)では届かないし、PWでちょんと打つしかない…』というところで、フェースをかぶせてしまったりした」。続く5番もセカンドを左奥のラフに曲げ、1.2mのパットをカップ右に外してボギーを先行させた。
前日同様、グリーンの傾斜が細かく記載されたメモには目を通さなかった。8番(パー3)で8mを沈めたのが、この日唯一のバーディ。連日、風は穏やかながら、この日はピンポジションにも一苦労。10番ではグリーン右のピンを攻め込んだが、奥のカラーにこぼれた。手前に下る傾斜で戻ってくると計算したボールは止まったまま。「良いところに行ったなと思ったけど…そういう日だった」。パターを握った3打目は、強烈なフックライン。カップに背を向けて打たされた。
結果的にはグリーン上でチャンスを決めきれない展開になったが、自分のショットとジャッジのミスを反省する。「なかなか止まらないピン位置ばかり。(奥まで)打ってはいけなかった。アンラッキーではないよ。狙ったところには打てているから。グリーンも読めていなかった」と潔く、視線を最終日にやった。(トルコ・アンタルヤ/桂川洋一)