一時は4アンダー…宮里優作は腰痛に苦しみ後退138位
2018/07/13 08:17
◇欧州男子◇アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン 初日(12日)◇ガレインGC(スコットランド)◇7133yd(パー70)
腰痛に苦しむ宮里優作は序盤6番までに4アンダーとしながら、8番からの5連続ボギーなどで後退した。6バーディ、6ボギー1ダブルボギーの「72」で2オーバーの138位タイ。谷原秀人と同じ順位から2日目の巻き返しを期した。
5月から続く慢性的な痛み。それがこの日の朝は、驚くほどの回復を見せていた。「練習場でもよく振れていた。(スイングで)フィニッシュを取れるのがうれしくて“ルンルン”で出て行っちゃった」と出だし1番から3連続バーディ。4番でボギーをたたいたが、5番で2打目をピンそば1mに、6番は1Wで1オンから2パットで2連続バーディと、絶好の滑り出しを見せた。
雲行きが怪しくなったのは、その直後。「7番のセカンドくらいからおかしくなった」。患部の張りが強くなり、足の動きが止まり始めた。8番(パー3)でティショットを左に曲げたのをきっかけに、スコアを崩す。
「これはまずいな…と思って、ドローボールで行こうと思ったが、全然うまく打てなかった」。左右に散るショットを制御できないまま、15番ではダブルボギー。20m近い距離を沈めた最終18番のバーディの後も、歓声の中でボールを拾い上げる顔は痛々しかった。
来季のシード権確保のためにも、体に鞭打って戦う日々が続く。「“行き当たりばったり”ですけど、なんとか出られるように頑張ります。前半がカギになる。きょうみたいな流れを作って、後半は耐えて、耐えていきたい」と試合を捨てるつもりはない。(スコットランド・ガレイン/桂川洋一)