片岡大育が欧州ツアー最終予選会へ出発「ヨーロッパで活躍したい」
2015/11/10 12:25
スペインのPGAカタルーニャリゾートで14日から始まる欧州ツアーの最終予選会に出場する片岡大育が10日、出国便に乗る成田空港で取材に応じた。
6日間計6ラウンドで行われる最終予選会で上位25位タイまでに入れば、欧州ツアーの来季出場権が与えられる。片岡は「日本人もあまり行っていないし、ファイナルから行けるチャンス。ここでしっかり通って来年はヨーロピアンツアーで活躍したい」と意気込みを語った。
過去、欧州ツアーにフル参戦した日本人選手は、友利勝良、佐藤信人、手嶋多一の3選手だけ。米国ツアーと違いアフリカ、中東、ヨーロッパ、アジアを1年がかりで転戦する日程で、国内ツアーの存在する日本人選手には二の足を踏む選手が多かった。
だが、狭き門となった米ツアー挑戦を見据える選手にとっては、格好の修行の場となっている。また、欧州ツアーとアジアンツアーの連携は年々深まっており、近く、一段と進む可能性も取り沙汰されている。アジアンツアーを中心に海外への飛躍を狙う川村昌弘とは、先週の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」最終日に握手をし、「向こうで会おう!」と約束したという。
27歳の片岡は、「さらなる自分のレベルアップの道のりを頑張ろうという気持ち」と話し、モスクワ経由の飛行機に乗り込んだ。(千葉県成田市/今岡涼太)