モンゴメリー自伝
コリン・モンゴメリーが自ら夫婦問題という赤裸々なプライベートから、ライダーカップの裏側まで素直に語った自叙伝、「リアルモンティ(C.モンゴメリーの素顔)」の出版記念パーティが開かれた。
コリン・モンゴメリー
「ラジオ番組に出演している時に自叙伝のアイディアが出た。皆が、私の10年間のプロキャリアを成功だらけだと見ていたので、もっと自分を知ってもらうのも良いかなと思った。出版会社と話を進めたら、『それは面白いことになりそうだ』と皆が乗り気になったから書いた」
モンゴメリーの自叙伝を最初から最後まで面倒をみたのがゴルフ作家でデイリーテレグラフ紙のルーウィン・メアー氏。
ルーウィン・メアー氏
「モンゴメリーはとても素直な人ね。正直にたくさん話をしてくれたわ。彼は楽しみながら話してくれたし、私も楽しかった。一度、ドイツで試合前の土曜日に1時間だけ話を聞くはずが長居してしまって、『練習の時間が減ってしまった』と気にする私に『気にするな』と言ってくれたわ」
この本には2002年のライダーカップの裏話も記されているが、さらに注目すべき点はモンゴメリーが包み隠さず、夫婦問題で悩んでいた日々を語った場面。
コリン・モンゴメリー
「私のキャラクターを皆が面白いと好いてくれているので、正直に全部書いた。結果的に暴露本になってしまったが、本に綴ってからは、オープンに自分の気持ちを言えるようになった。ライダーカップについては、2002年大会について書かれた最初の本になったからすごく嬉しい。今回のライダーカップがいかに素晴らしかったか、キャプテンから全選手の素晴らしさを細かく書いたつもり」
出版パーティには、ライダーカップで主将を務めたサム・トーランスの姿もあった。お祝いムードの出版パーティの裏で囁かれたのがモンゴメリー引退の噂。このような自叙伝などを出すと、「まさか引退では?」という心配の声は出やすいもの。しかしモンゴメリーはこれを否定した。
コリン・モンゴメリー
「辞めるならトップのまま辞めたい。どのようにトップになるかは今は分からない。今季はベストシーズンではなかったが、ライダーカップで自分らしいプレーを取り戻せた。自分の目指すトップがどこにあるのか、早くたどり着きたい」