誰も止められない!?E.エルス7戦5勝
2002年10月以降、世界各地でのトーナメントで7試合出場し、5勝をあげた。さらに2003年シーズンだけにいたっては4戦3勝。その逃した1戦もたった一度のミスショットとミスパットで全勝優勝にならなかったという内容であった。
連勝街道の始まりである2002年10月の欧州PGAツアー「シスコ世界マッチプレー選手権」での優勝時、エルスは決して絶好調とはいえなかった。
アーニー・エルス(2002年シスコW優勝時)
「パットの調子が悪くてね。でも全体のプレーは安定していたから勝てたんだと思うよ」
その後、2002年の最終戦となった『ネッドバンク・チャレンジ』では2位以下に8打差をつける圧勝。2003年の米国PGAツアー開幕戦も『メルセデス選手権』で31アンダーという前代未聞のスコアで圧勝した。
アーニー・エルス
(2003年メルセデス優勝時)
「自分自身31アンダーなんて初めてだよ。というよりも誰も成し遂げてないことだよね」
続く米国PGAツアー『ソニーオープン』ではエッジから長いパットを沈め、A.バデリーを降しプレーオフを制した。
アーニー・エルス(ソニーオープン優勝時)
「最高の勝ち方だった。接戦の末の優勝だしね」
3連勝が期待された欧州PGAツアー『カルテックスマスターズ』では、気候による暑さと移動と連戦で疲労がたまっていたと本人が言うように、勝てていた試合をミスで逃してしまった。しかし今週行われた欧州PGAツアー『ハイネケンクラシック』で逆転優勝。
アーニー・エルス(ハイネケンC優勝時)
「初日、2日目と調子が悪くて勝てるとは思っていなかった。でも最終日にショットの感覚が戻ってきたね。このコースとは相性も良いから、勝つことができたよ」
*最新の世界ランキングを見てみると、現在タイガーが181週連続1位をキープ。しかしシスコW優勝時でエルスとタイガーの差は9.34ポイントあったが、今ではなんと6.79ポイントにまで縮まってる。タイガーが復帰してもなおエルスの好調が続けば、1位の座が交代となるかもしれない。