欧州男子ツアーによる支援活動
2011/04/01 10:38
欧州男子ツアー第14戦「ハッサンII ゴルフトロフィー」が開催されている、モロッコのゴルフ・ドゥ・パレ・ロワイヤルにて、大会主催者により、東北地方太平洋沖地震にて被災をした日本に対して追悼の意を表する会見が行われた。
モロッコ国営テレビをはじめ、各国からのメディアが記者会見会場につめかけ、本大会に出場している平塚哲二、矢野東、伊藤誠道(アマチュア)をはじめ、同行している日本人スタッフに対する、大会関係者からの励ましのメッセージを大きく報道した。
バイス・プレジデントのモハメッド・チャイディは「被災を受けながらも、尊厳や規律を守り、助け合いながら復興を目指している姿に心から尊敬の念を感じるとともに、被災して間もないにも関わらず、遠方から大会に出場している選手やスタッフに対して深く感謝している」と述べた。
本大会の開催地であるアガディールは、1960年に起きた大地震により約15,000人以上が死亡し、多くの建物が破壊されたが、復興に力を入れ、今ではモロッコ有数のリゾート地として世界各国から多くの観光客が訪れている。
先週スペインで開催された欧州男子ツアー第13戦「アンダルシアオープン」では、ミゲル・アンヘウ・ヒメネスが発起人となり、チャリティーを実施。母国語であるスペイン語で「みんなで一緒に日本を救おう」という意味のメッセージをほどこした日本への応援フラッグを作成し、試合会場で販売。売り上げの全ては被災地へ寄付された。
また、「ハッサンIIゴルフトロフィー」では欧州男子ツアーの選手会長であるトーマス・ビヨーンが、出場選手全員に50ユーロ、キャディに25ユーロを募金としてあつめて、被災者への寄付を呼びかけている。