メジャーの重圧を感じていないフリートウッド
今週の「全英オープン」へ向けて準備を進めるトミー・フリートウッドは、メジャー制覇へ向け、自分自身に余計なプレッシャーをかけるようなことはしないと断言した。
イングランド出身の28歳は、すでに「レース・トゥ・ドバイ」を制覇し、「ロレックスシリーズ」での1勝を含むヨーロピアンツアー4勝を挙げるなど、すでに傑出したキャリアを積み重ねている。
彼は欧州代表が勝利した「ライダーカップ」でも主役級の活躍を見せたが、これまで「全米オープン」でメジャーにおける自己最高のトップ5入りを2回記録しているものの、メジャーの栄冠は逃し続けてきた。
マージーサイドの海岸沿いで生まれ育ったこともあり、リンクスの試練が待ち受ける「全英オープン」では、フリートウッドにかかる期待はさらに大きくなる。
「1年に4大会全てで無理矢理プレーすることはできない」とフリートウッド。「できる限りの準備をして、その上で、これらの週では良いプレーをしなければならないんだ」
「今年はこれまで(メジャーで)惜しいところまで行っていないけれど、他の大会では安定したプレーを見せている。僕は28歳で、キャリアはまだ長く続くんだ。僕らはテニス選手やサッカー選手ではないけれど、現在、僕はピークの時期に差し掛かろうとしている」
「まあ、どうなるか見てみよう。練習するとき、プレーするとき、あるいは準備するときはいつでも、メジャーを目標にしているし、誰もがメジャーで勝ちたいと思っている」
「でも、自分自身に切迫感やプレッシャーをかけ過ぎて良いことなんてひとつもないんだ。とにかくできる限りのことをし続ければ、メジャーで1、2、3勝と挙げることができるかもしれない。できれば初勝利が来るといいね」
「ベットフレッド ブリティッシュマスターズ」での8位タイが2019年の「レース・トゥ・ドバイ」におけるフリートウッドの自己ベストとなっており、これは近年彼が残してきた成績には及ばないものの、かつての「ウォーカーカップ」出場選手は自身のゴルフに満足している。
「これまで僕は驚くべき2年間、本当に最高の2年を送ってきた。今年は単に少しばかり落ち着いていて、少しばかりスローなだけさ」
「まだ高いレベルで安定感を保っている。毎回トップ5やトップ10入りするような成績にはなっていないけれど、他の意味で高いレベルの安定感があるんだ」
「これまでの2年ほど乗れているわけではないけれど、こういうことは往々にして起こるものだと僕は思う。もし、これが僕にとってのワーストだとしたら、これからの数年間、僕は大丈夫だと思うよ」