ペパレルが圧巻チップインイーグルでV「絶対的な我慢だった」
最終日に闘志溢れる「72」をマークしたイングランドのエディ・ペパレルがアレクサンダー・ビョーク(スウェーデン)を退けて「英国マスターズ by Sky Sports」で、ツアー2勝目を挙げた。
ペパレルは、雨に濡れた日曜のウォルトンヒースGCを3打差の首位でスタートすると、ハーフターンではその差が1ストロークに縮まるも、後半10番(パー4)を圧巻のチップインイーグルでホールアウトして再び3打差のリードを築いた。
15番と16番の連続ボギーで緊張感あるフィニッシュとなったが、ペパレルは動じることなく通算9アンダーで上がり、ビョークに2打差をつけて優勝した。
僅か2年前の2016年、ペパレルは「レース・トゥ・ドバイ」を113位で終え、再びシード権を確保すべくQスクールでのプレーを強いられていた。昨季は年間ランクを41位とし、2月の「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」でツアー初優勝を挙げ、今大会で再び勝利したことで年間ランクを8位まで押し上げることに成功した。
「これは素晴らしい。昨日、この大会をリードするのは他の大会と比べてどんな感じがするのか分からないと言ったけれど、こうして優勝してみると、確かに特別な感じがする」とペパレル。
「ギャラリーは素晴らしかった。ジュニアやアマチュアとして何度もプレーした美しいゴルフコースで、地元の素敵な声援をもらうことができたから、この大会に出て優勝するのは本当に特別なことだね」。
「今日はこのコンディションによりとてもタフな一日だった。スタートから良いスイングができず、それを取り戻すのが本当に大変だった。4、5時間にわたる絶対的な我慢だった。自分の流れになったときにリードを築いておくのが如何に大切かを教えてくれた」。
「ワイヤー・トゥ・ワイヤー(初日から最終日までトーナメントをリード)で勝てて嬉しい。特にこの大会でね。天にも昇る心地だね」。
通算5アンダーの3位タイには豪州のルーカス・ハーバートとイングランドのジョーダン・スミスが入った。大会ホストのジャスティン・ローズ(イングランド)は最終日に「70」をマークし、通算3アンダーとして8位とした。