「メイド・イン・デンマーク」で知っておくべき5つのこと
2014年に始まった「メイド・イン・デンマーク」。第5回となる2018年大会は新たなコースで開催される。過去数年間にわたり、数々の素晴らしい瞬間を作り出してきた大会は今年、「ライダーカップ」でキャプテンを務めるトーマス・ビヨーンの地元へと戦いの場を移すのである。では、このデンマーク開催の大会について知っておくべき5つの事柄をここに紹介しよう。
「ライダーカップ」レース終焉の地
トーマス・ビヨーン率いる欧州代表への自動選出を懸けたレースは、今週、ビヨーンのホームコースというこの上なく相応しい地でゴールを迎える。
2018年「メイド・イン・デンマーク」終了後、「ライダーカップ」で欧州を代表してプレーする最初の8人が決定し、その後、キャプテンのビヨーンが残り4名を選出して代表チーム全12人が出揃うことになる。
今週の出場選手では、現在、最後の自動選出枠である8位につける、地元人気のトービヨン・オルセンが一身に注目を集めることになる。
アピールの絶好機
パリ行きの飛行機に自分が乗るべきであると確信する選手たちにとって、今週は絶好のアピールの場となる。
今週はキャプテンのビヨーンが間近で見守るだけでなく、副キャプテンのロバート・カールソンとリー・ウェストウッドもデンマークでティアップするのである。
オルセンを始め、マシュー・フィッツパトリック、エディ・ペパレル、そしてトーマス・ピータースといった代表チーム入りを狙う選手たちにとって、今週の好パフォーマンスは第42回「ライダーカップ」出場へ繋がる可能性を秘めている。
カールションが600クラブ入り
副キャプテンにして、かつての年間王者であり、ヨーロピアンツアー11勝を誇るカールションは、今週、大きな節目を祝福することになる。
スウェーデンのベテランは、今週、史上11人目となるヨーロピアンツアー600大会出場を果たすのである。これまでこの偉業を達成したのは、デービッド・ハウエル、サム・トーランス、ミゲル・アンヘル・ヒメネス、バリー・レーン、コリン・モンゴメリー、ロジャー・チャップマン、ポール・ローリー、イーモン・ダーシー、ピーター・ベイカー、そしてマルコルム・マッケンジーのみである。
新コース
今週はシルケボーGCで初めて「メイド・イン・デンマーク」が開催される。
デンマーク中央部のシルケボーにある同コースは、同市で生まれ育ったキャプテンのビヨーンのホームコースである。
大会がヒンメルランドG&SRからシルケボーへと移転することが決まった際、ビヨーンは「私はこれまでどれくらいラウンドしたのか分からないくらい何度もシルケボーGCでプレーしているが、遂に私の育ったコースでヨーロピアンツアーの大会が開催されることになり、これは桁外れの経験となるであろうし、とても楽しみにしている」と述べた。
ワイルドなあの男
今週は「ライダーカップ」自動選出レースが主要トピックになるのは間違いないが、引き続きジョン・デーリーもスポットライトを浴びることになるのを忘れてはならない。
デンマーク再訪を果たす米国のデーリーは、昨季、この大会でトップ10入りを果たしており、先週、チェコではここ9年間におけるヨーロピアンツアーでの自己ベストスコアをたたき出し、勢いに乗ればまだまだ最高峰の舞台で互角に戦えることを証明した。