2018年 イタリアオープン

マッテオ・マナッセロによるイタリアオープンのコース解説

2018/05/30 11:05

イタリアの至宝から数分の場所に位置する絶景のガルダゴルフCCは、「イタリアオープン」のフィールドに忘れ得ない印象を残すことになるだろう。ブレシア県にあるコースの東隣にたたずむガルダ湖はみごとなまでに澄んだ水をたたえており、コースはそのすばらしい景観により、ツアーでも特筆すべきロケーションの一つとなっている。

今週の使用ホールは、糸杉とオリーブの木々に囲まれた27ホールから選抜された複合コースとなる。156人のフィールドのなかで、この地域のことを誰よりも良く知っているのはマッテオ・マナッセロだ。ガルダ湖の対岸に位置するネグラールで生まれた25歳の彼は、幼少のころからガルダゴルフでプレーを開始し、ツアーでプレーする前はこのコースで練習を積んだ。

ヨーロピアンツアー公式サイトでは大会を前に、「ロレックスシリーズ」今季第2戦の開催コースについて何を知っておくべきか、マナッセロに聞いた。

ガルダゴルフとの結びつきについて

「ガルダゴルフでは、5歳ぐらいのときからプレーしています。今もコースにいるプロからレッスンを受けるようになったんです。毎週末、両親とともにガルダゴルフへ行き、父は少しプレーすることもありました。ミラノの近くに住んで別のコースへ行っていた3年間を除くと、僕は常にここへ来ていましたし、1年前に戻って来て、またここで練習するようになったんです」

「すぐ近くに住んでいるので、大会から帰ってくると、僕はいつもここガルダゴルフにいます。この地域はすばらしく、多くの観光客を魅了しますし、5月から10月は特に混んでいます。ガルダゴルフは湖からわずか2キロで、付近にはさらに大きな町も2つあり、湖畔にも小さな町が点在していますので、見どころはたくさんあります。僕にとっては世界最高の地域の一つです。僕は色々な場所へ行きますが、ここへ帰ってくると、いつもとてもうれしくなります」

コースについて

「多くのアンジュレーションや、いくつか坂のあるトリッキーなコースです。テレビではよく分かりませんが、傾斜を考慮して打たなければならないティショットがたくさんあります。グリーンは小さく、いくつかは傾斜が急なので、グリーンが要(かなめ)となるでしょうね」

「パー5はコースで最も簡単な部分なので、ここで伸ばすことができれば好スコアが出ます。通常、強い風は吹きませんが、吹くと厳しくなります。トリッキーなホールの組み合わせで、長いパー4が3、4ホールあり、2オン可能なパー5もあります」

他のコースとの類似点について

「ティからグリーンにかけては、他のコースとの比較が難しいですね。グリーン回りのプレーはバルデラマと少し似ていますが、多くの場合、あそこまでタフでトリッキーではありません。傾斜は途切れることがなく、ピンから3ヤードで、グリーンを少し外した場所から厳しいチップショットを強いられることもあります。スピンも計算しなければなりません」。
「ティからドッグレッグになっているホールも幾つかありますが、コーナーをショートカットできるトリノやラ・マンドリアのコースに似たような感じのホールです」。

好きな点について

「コースについて僕が一番気に入っている点は、グリーンを狙うショットに高い精度が要求されるところです。精度の高い選手で、必ずしも飛ばし屋とは言えない選手が、リーダーボードの上位に来ると思います」

「技術的な面以外では、景色がすばらしいですね。湖が見えますし、クラブハウスの左側にあるいくつかのホールは坂を上って行きますし、町を見渡せる場所もいくつかあります。本当にすばらしいですよ」

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