モロッコでの復調を目指すワン・ジョンフン
今週ロイヤルゴルフ ダール・エス・サラムで「ハッサンIIトロフィー」のタイトル防衛に臨むワン・ジョンフンは、自身が勝利した地でシーズン開幕当初の好調を取り戻したいと願っている。
昨季、モロッコでツアー初勝利を挙げた韓国のワンは、翌週の「アフラシアバンクモーリシャスオープン」も制覇し、一躍ゴルフシーンにその名を知らしめた。
今年に入り「コマーシャルバンクカタールマスターズ」を制覇するなど、華々しい2017年シーズンのスタートを切ったワンだったが、その後は5大会に出場し、予選通過はわずか1回にとどまっている。
それでも、木曜に相性の良いコースで再びティオフする彼は、この地で再び、刺激と意欲を取り戻すことに前向きでいる。
「このコースでプレーするのは大好きなので、今週はエンジョイできればと思っています。モロッコに、そしてこのゴルフコースに戻って来られてとてもうれしいですね」
「昨年は素晴らしい年でしたが、今年は米国で大きな大会に出場していることもあり、これまでのところはそこまで良くありません。それでも、ここへ来られてとてもハッピーですし、プレーする準備は整っています」
雨で厳しいコンディションになった昨年は、通算5アンダーで4日間をラウンドしたワンが、ナチョ・エルビラをプレーオフで下して勝利した。昨年は、2010年にこの大会がヨーロピアンツアーに組み込まれて以来、初めて優勝スコアが一ケタのアンダーパーにとどまった大会となったのだが、21歳のワンは、再びタフな試練が待っていることを予期している。
「昨年は本当にタフなコンディションでしたが、このコースはタイトで長いので、今年もタフになると思います。自分のゴルフができれば、また勝つチャンスはあると思います」とワン。
「(昨年は)とても運に恵まれましたが、今年も幸運が味方してくれることを願っています」