2017年の欧州注目プレーヤー トミー・フリートウッド

2016年シーズンをトミー・フリートウッド（イングランド）ほど印象的な形で締めくくった選手はそう多くない。シーズン後半に驚くべき安定感を見せたフリートウッドは、8月の「D+Dレアルチェコマスターズ」からシーズン最終戦のドバイまで11大会連続で予選通過を果たし、全ての大会でトップ50入りすると共に、トップ15入りを7度果たし、その間の通算スコアを101アンダーとしたのである。

その好調も手伝って、イングランド出身のフリートウッドは「レース・トゥ・ドバイ」で4年連続となるトップ50入りを果たし、同じく4年連続で平均ストロークが71を下回った。

2016年はヨーロピアンツアー2勝目を果たすには至らなかったが、「レース・トゥ・ドバイ」の2017年シーズン初戦となった「UBS香港オープン」で3位に入ったように、継続して日曜の優勝争いに加わる彼にとって、次なる勝利がすぐそこまで来ているのは明らかである。

現在の世界ランキングは100位。自身のキャリア最高ランキングである47位を目指し、既に新シーズンは好調な滑り出しを見せた。今後、彼がトップ10入りのいくつかを勝利へと変えることができれば、その目標は必ず達成されることだろう。