「ライダーカップ」代表入りを視野 ウェストウッドがプラハで活躍誓う
今週、19年ぶりにチェコでプレーするリー・ウェストウッドは、「ライダーカップ」欧州代表キャプテンであるダレン・クラークの構想入りを狙っている。
イングランドのウェストウッドは、「D+Dレアルチェコマスターズ」自体は初出場となるが、チェコではこれまで好成績を残しており、1995年から1997年にかけて3年連続でトップ10入りを果たしている。
今年開催された「ユーラシアカップ」では、欧州代表を率いたクラークはキャプテンズピックでウェストウッドを選出しており、43歳の彼はその期待に応え3戦3勝で3ポイントをもたらし、クアラルンプールでアジア代表を18.5対5.5で下した欧州代表の勝利に大きく貢献した。
ウェストウッドは「ライダーカップ」出場9回を誇るベテランであり、今季は欧州ツアーで3度のトップ10入りを記録しているほか、「マスターズ」と「全米オープン」では上位争いをする健闘を見せており、アルバトロスゴルフリゾートで結果を残し、10度目の「ライダーカップ」出場にこぎ着けたいと考えている。
「もう随分と前のことだけど、過去にここでは良いプレーができたのを覚えているから、戻って来られて嬉しいね」とウェストウッド。「チェコは優勝したことのない国の一つだから、今週は全力で勝ちに行くし、それなりに『ライダーカップ』ポイントも獲得したいところだね」。
「ここにいる選手は全員『チェコマスターズ』での優勝を目指しているけれど、必要な全てのことをやり遂げれば結果はついてくるはずさ」。
「『ライダーカップ』へは、まだ何週間かある。でも、とにかく、今週、ここでのプレーが大切だよ。今週の大会に集中しないといけないんだ」。
「ダレンとは何度も会話をしているし、シーズンのスタートでは彼から『調子の良いところを見せてくれ』と言われ、今年はこれまでとても良いプレーができているんだ。『マスターズ』では2位に入ったし、何度かトップ10入りも果たしたしね。『全米オープン』も良かったし、幾つかメジャーで良い結果が残せたね。だから、このまま良いプレーができればと思うし、好調を保つことができれば『ライダーカップ』のチームに選出されるはずさ」。
「チームのバランスを考えるなら、今年は多くのルーキーがいるよね。ルーキーが多いと、ホームでプレーする時でも苦労するんだから、米国でやる今回は更に難しいものになるよ。タフな雰囲気の中でのプレーになるので、チームに経験を積んだ選手がいると助けになるんだ」。
ウェストウッドは、数日前にジャスティン・ローズが112年振りに復活した五輪ゴルフ競技で金メダルに輝いたことを受け、自身の出場に加え、彼と共に「ライダーカップ」に出場する可能性のあるマシュー・フィッツパトリックとアンディ・サリバン、そして1995年の「全英オープン」王者であるジョン・デーリーの存在が、チェコでのゴルフの発展に一役買うことができれば思っている。
「先週のリオ五輪を見ても分かるように、世界中でゴルフを発展させるのは僕らの責任なんだよ」とウェストウッド。
「ジャスティンは、それについていつも熱心だったし、ダニー(ウィレット)もそうだったね。彼はもう随分前からオリンピックでプレーするのを楽しみにしていたし、金メダルを獲ることができて良かったね」。
「(オリンピックは)全ての選手にとって良かったようだし、多くの支援があったようだったから、ゴルフにとってはとてつもないプラス材料だったと思うよ」。