2016年 アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン

スコットランドで勢いを加速させたいステンソン

2016/07/07 07:30
リオ五輪にも意欲。多忙な時期を前に気力をみなぎらせるH.ステンソン (Jan Kruger/Getty Images)

ヘンリック・ステンソンは多忙を極める盛夏のスケジュールへ向け、キャッスル・スチュワートゴルフリンクスで開催される「アバディーンアセットマネジメントスコットランドオープン」でこのところの勢いを継続させたいと考えている。

スウェーデンのステンソンは同コースでこの大会が開催された2012年と2013年にトップ10入りを果たしており、3位タイに入った2013年は続く「全英オープン」で2位に入り、その年の「レース・トゥ・ドバイ」を制した。

今後2カ月間は、「全英オープン」、「全米プロゴルフ選手権」、そして「リオデジャネイロオリンピック」と重要な大会が続くとあって、ステンソンは2週間前の「BMWインターナショナルオープン」を制した勢いを持続させることを熱望している。

「ここへ戻って来られて良かったよ」とステンソン。「2013年はここと『全英』で良いプレーをしたすばらしい思い出があるからね。あれは良い2週間だった」。

「もちろん、今回も同じかあれより良い2週間を期待しているし、そうなれば素敵だね。2週間前のドイツで勝って勢いに乗ることができたし、丁度良い時期に良いプレーができるようになった」。

「『スコットランドオープン』、『全英』、『全米プロ』、『オリンピック』、フェデックスカップ、『ライダーカップ』と、ありとあらゆる大会が続くんだ。これからの2カ月はゴルフがテンコ盛りだね」。

「これが良いゴルフの開始点になればと思うし、そうなれば何が起こるか分からないからね」。

「自分のゴルフには満足している。まだ道程は長いけれどね。僕の他にも155人の選手が日曜に良い結果を求めているのは分かっているけれど、自分のゴルフには満足しているし、優勝争いができればと思っている」。

「それが全てなんだ。ゴルフのトーナメントで勝ちたいのであれば、1打追うのであれ、1打先行するのであれ、日曜の午後に優勝争いをしていなければならないんだ」。

「もちろんそうなればと願っているし、最近の調子からすると、日曜には優勝争いをする一人になっているはずさ」。

8月11日にゴルフは1904年以来のオリンピック復帰を果たすわけだが、ステンソンはリオデジャネイロで国を代表してプレーすることに胸を躍らせている。

ジカウィルスのリスク回避から既に何人かの選手が欠場を表明しており、ステンソンはそんな選手たちに理解を示す一方、3人の子供の父親である40歳の彼は、人生の段階において同じ悩みを分かち合う立場にないと感じている。

「蚊は怖くないよ。熊の方がもっと怖いね」。

「もうだいぶ前からリオでプレーするのを楽しみにしていた。(五輪は)いつもと様相が異なるからね。オリンピックというムーブメントの一員として、内側からオリンピックを見るんだよ。スポーツファンとしては一生に一度の経験になるね」。

「もし出場することができ、良い成績を残して僕の国の人々をハッピーにできるのであれば、それはとても特別なことだと思う。自宅には幾つか素敵なトロフィーがあるけれど、それにオリンピックのメダルを掛けることができれば最高だね。クールな感じになると思うよ」。

「僕の状況は(欠場を決めた他の選手とは)異なるし、これは40歳を過ぎて子作りが終わってもコンペティティブでいることの唯一の利点と言えるかもしれない。家には3人の子供がいるけれど、4人目は考えていないからね。そうでなければ状況は変わっていたかもしれないけれど、僕にとってジカウィルスは懸念すべきことではないんだ」。

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