2016年 ヒーローインディアンオープン

目下絶好調のラウテンの隠れた才能

2016/03/17 11:00
好調を維持するユースト・ラウテン(Stuart Franklin/Getty Images)

オランダのユースト・ラウテンがシーズン序盤の目を見張る安定感を継続させるべく、今週の「ヒーローインディアンオープン」に出場する。

これまでのところ充実したシーズンを送っている30歳のルイテンは、欧州ツアーでの平均ストロークが「69.4」と、シャール・シュワルツェルロリー・マキロイに次ぐ3位につけており、出場した6大会全てでトップ15入りを果たしている。

彼のゴルフのオールラウンドな質の高さを鑑みると、2016年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」でラウテンが叩き出している数字は驚きではないかもしれないが、実は、彼は20大会に出場し、トップ15入りがわずか2回だけだった残念な2015年シーズンからの見事なバウンスバックを遂げたのである。

「ヒーローインディアンオープン」は初出場となる欧州ツアー4勝のラウテン。狭く挑戦的なフェアウェイで有名なインドの首都に佇むデリーGCでは、彼の持つ安定したソリッドなショット能力を遺憾無く発揮する必要があるわけだが、水曜のプロアマで彼の目を引いたのは、狭いフェアウェイではなく、コースに展示されたスポンサーのバイクだったようだ。(ラウテンのツイッターページhttps://twitter.com/joostluiten)

ラウテンは今季の欧州ツアーでは、パーオン率で12位にランクインしており、1ラウンド平均14回近くパーオンに成功している。また、彼の出場6大会の通算スコアは59アンダーとなっている。

今季、ラウテンは24ラウンド中、「72」以上を1度しか記録していない。そんなシーズン序盤の好調振りにファンも大喜びだろうが、クリス・ウッドとサッカーに興じるこの映像からも分かるように、ラウテンの類希なるスキルの高さを発揮する場所はゴルフコースにとどまらない。(ウッドのツイッターページhttps://twitter.com/chris3wood。映像は2/16のもの)

「ライダーカップ」欧州代表の有力候補は今週も好調を持続するのだろうか?結末は当サイトでチェック。

2016年 ヒーローインディアンオープン