2016年 ISPS HANDA パースインターナショナル

ショートゲームに活路を見い出すデュビッソン

2016/02/25 09:00
今年から一新したクラブを手にシーズンを戦うV.デュビッソン (Paul Kane/Getty Images)

ビクトル・デュビッソンは今週の「ISPS HANDAパースインターナショナル」を制する上で、グリーンを如何に攻略するかが鍵を握っていると確信している。

16カ月前にここレイクカリーニャップで2位に入ったフランス出身のデュビッソン。彼は最終日に「66」をマークしてリーダーボードを駆け上がったが、優勝したトービヨン・オルセンを捕えるには至らなかった。

今週、一つ上の順位で大会を終えることについてデュビッソンは、風の吹くコンディションとなる可能性のあるコースでの、速いグリーンとの向き合い方が生命線になると信じている。

「今週、難しいのはグリーンだと思う。というのも、風が吹くと乾いてとても速くなるし、これから数日は気温も上がりそうだからね」とデュビッソン。

「今日プレーしてみたけど、全然簡単じゃなかった。トリッキーなコースであることは分かっているし、グリーンを読むのは簡単じゃないね。ティからはボールを真っ直ぐ打って行かなくてはならないんだ。だから、このコースではいつもタフな挑戦になるね」。

「もし、これで風が強くなって気温も上がれば、芝目ではなくてグリーンの速さが重要になってくるね。フェアウェイから打ってグリーンにボールを止めるのも、すごく難しくなるんだ。グリーンが乾くようだったら、今年はそこまで低いスコアは出ないだろうね」。

「2年前は惜しいところまでいったからね。常により良い結果を出して勝ちたいと思っているよ」。

今季はこの大会がわずか3戦目となるデュビッソン。彼は「ネッドバンクゴルフチャレンジ」では4位タイに入りながらも、「アブダビHSBCゴルフ選手権」では予選落ちを喫している。

しかし、本拠地に帰り、今季から一新したクラブで打ち込みをしたとあって、彼は2014年に「ライダーカップ」の代表チーム入りを果たした際の調子を取り戻すことに自信を深めている。

「今年はクラブを換えたのでそこまで多くの大会に出場していないんだ」とデュビッソン。「アブダビでは正しいクラブセッティングが見つけられなかったので、自宅へ帰り、セッティングやグリップを確認し直すことにしたんだ。今は全てにおいて大丈夫だと思うよ」。

「こういうのは時間がかかるからね。だから自信を失うかもしれなかったので大会へは出なかったんだ。自宅でじっくりと準備をして、正しいクラブセッティングを見出してからシーズンをスタートさせたかったんだよ」。

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