オルセン パースでのタイトル防衛に向け勇躍
今週の「ISPS HANDAパースインターナショナル」へ向け、キャリア初となる欧州ツアーでのタイトル防衛を目指すトービヨン・オルセンは、良く知るコースの経験値を活かすことができればと考えている。
デンマーク出身のオルセンは、2014年大会にこのレイクカリーニャップCCで優勝しているが、昨年は大会自体が開催されなかったため、タイトル防衛の機会は今年に持ち越しとなっていた。
26歳のオルセンは、大会最後の開催となった2012年の「シチリアオープン」で初優勝。この大会での優勝を経て昨年の「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」を制しているため、今回までタイトル防衛の機会に恵まれていなかったのである。
オルセンは通常よりもプレッシャーを感じていることを認めつつも、自信を持ってパースでの大会へ臨んでいると語った。
「最高だね」とオルセン。「(タイトル防衛は)これまで経験したことがないので、木曜日にどのような感じになるのか分からないんだ。でも、この大会をずっと楽しみにしていたし、タイトル防衛に臨むことを楽しみにしていた。良い1週間になるといいね」。
「余計にプレッシャーはかかると思うけれど、このゴルフコースで勝てるんだという心持ちで臨めるのはナイスだね。それに、昨年は色々な場所を見たから、今回はそうした場所でどうすればいいのか分かっているからね」。
26億米ドルを投じて建設されたパースの新たなランドマークであるエリザベス埠頭にて行われた今大会のオープニングイベントでは、そのオルセンに加え、2014年にこの大会で2位に入った「ライダーカップ」スターのビクトル・デュビッソン、メジャー王者のルイ・ウーストハイゼン、そして先週の覇者であるマーカス・フレイザーと、オルセンの連覇の阻止を目論む強者たちが集結した。オルセンはタイトル防衛を果たす上で、ベストの状態に持っていかなければならないことを重々承知している。
「勝てる選手はたくさんいるからね」とオルセン。「欧州ツアーでは毎週のことさ。すばらしいゴルフをプレーしなければならないし、優勝争いをするにはパットを決めないとね」。
「優勝するのは常に難しいことだけど、このゴルフコースで良いプレーができたことを知っているのは僕にとっていいことだし、僕はこれをとてもエンジョイしているんだ」。
「メイバンク選手権マレーシア」を制し、2010年以来の勝利を挙げた地元豪州出身のフレイザーは、自分でもクアラルンプールでの勝利に驚いたことを明かした。
ロイヤルセランゴールGCでは、練習ラウンドの時点で既に金曜のフライトについて思いを巡らせていた37歳は、先週の勝利で公式世界ゴルフランキングを一気に62位まで押し上げ、「マスターズ」出場が可能となるトップ50を視野に入れるまでになった。
「その目標は眼前にあるね」とフレイザー。「先週のスタート時点では、そんなことが考えられるなんて思いもよらなかったけれど、でも今では、出し抜けに僕の前に(チャンスが)放り出された感じになったね」。
「最高のチャンスだね。僕は一度も『マスターズ』でプレーしたことがないんだ。ゴルファーであれば誰もが夢見る舞台だからね」。
「それが叶わなかったとしても、誰のせいでもないんだ。全ては僕次第だし、出場権を手にすべく、できる限りを尽くして準備を整えたいと思っているよ」。