2015年 ポルシェ ヨーロピアンオープン

母国でのプレーを喜ぶランガーとキーファー

2015/09/24 07:39

メジャー2勝のベルンハルト・ランガーとドイツの新星マキシミリアン・キーファーは、6年振りにツアー復帰を果たす「ポルシェヨーロピアンオープン」での母国凱旋に喜びを感じている。

この権威ある大会は、1978年の第1回大会以来一貫して英国かアイルランドの地で開催されてきたが、ゴルフリゾートバートグリースバッハで開催される今年は初めてドイツの地を訪れることとなった。

大会はこれまでサー・ニック・ファルドやサンディー・ライル、グレッグ・ノーマンが勝利を収めるなど、ゴルフ界きってのビッグネームにより競われてきた歴史を持つ。

ランガー自身も1985年、95年と2度にわたってこの大会で優勝しており、トーナメントの「レース・トゥ・ドバイ」復帰に胸を躍らせている。

開催コースを設計した58歳のランガーは、「『ヨーロピアンオープン』のような大きな選手権が欧州ツアーに戻って来るのはすばらしいことだ」と述べた。

「ドイツで開催されるのはドイツの人間にとってボーナスだし、ポルシェが大会に携わっているのはすばらしいことだと思う」

「このコースはずいぶん前に設計されたのだけど、いい感じに発展したね。プレーしている最中も辺りを見回していたんだ。とても良いコンディションにあるので、ワクワクする」

「我々はこの土地を流れる川をコースに内包させたので、川はいくつかのホールでプレーに関与している。自然という観点からすると、ここはドイツでも美しい場所なんだ。木々があるし、景観が美しいんだ」

「選手たちはコースを気に入ると思う。ここでは何度かチャレンジツアーの大会が開催され、良い報告を受けているから、選手たちは楽しんでプレーするんじゃないかと思う」

「久しぶりに若い選手たちと対戦するとあって、私にとっても良い試練となるね。チャンピオンズツアーでのプレーは気に入っているから、長期にわたって欧州ツアーでプレーするのは私の目標ではないんだ。欧州ツアーやPGAツアーでは長年プレーしてきたし、私の時代は終わったのだよ」

「この大会が私の設計したコースで開催されることを誇りに思う。以前は私の設計したシュトュットガルトのコースで『ドイツオープン』が開催されていたが、また別のコースでこの大会が開催されるはすばらしいことだね」

バートグリースバッハへ向かうキーファーはストロークプレーでの22大会連続予選通過を目指している。仮に地元ドイツ出身の彼がそれを果たすことができれば、現在進行中の記録としては最長となる。

25歳のキーファーは今週の大会へ向けてのドイツ帰国に喜びを見せた。「ドイツでもう一つ大会が開催されるのは最高だね。この国でのゴルフの発展にとって助けとなるし、2022年の『ライダーカップ』招致へ向けても弾みとなるね」とキーファー。

「(『ライダーカップ』招致が実現すれば)僕にとってもドイツゴルフ界にとってもすばらしいことだね」

「すごいフィールドだね。『ヨーロピアンオープン』はここ6年間開催されていなかったけれど、欧州ツアーにおけるすばらしい歴史を持っているし、今後数年間はドイツでそのすばらしい歴史が続いていけばいいね」

「僕はとても安定したプレーができている。理由はよく分からないのだけどね。とにかく最高だよ。今年は練習レンジで良く打てていないと感じたことが4、5回あったけれど、毎日、良いゴルフがプレーできるぞという感じで目が覚めるんだ。安定して好調を保つにはそういう感じが必要なんだよ」

「10歳か11歳の頃、両親と「オランダオープン」を見に行ったとき、ベルンハルト・ランガーの息子さんと出会ったんだ。実は、彼は午前中に大会でプレーした後、別のコースで僕らと一緒に9ホールプレーしてくれたんだ。とても良い人だったね」

「彼は米国に住んでいるから、それ以来、数回しか会っていないけれど、また彼と再会して話すことができれば素敵だね」

2015年 ポルシェ ヨーロピアンオープン