2014年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ

タイトル防衛を熱望するステンソン

2014/11/20 09:21

昨季ヨーロピアンツアーナンバーワンのヘンリック・ステンソンは、自身のキャリにおける初のタイトル防衛を果たし、昨年歴史的快挙を成し遂げた公式を取り戻したいと考えている。

ステンソンの驚異的な2013年シーズン最後の勝利は「DPワールドツアー選手権 ドバイ」でのものであり、この勝利により彼は史上初となる「レース・トゥ・ドバイ」と米PGAツアーのフェデックスカップの同年制覇を果たしたのである。

38歳のステンソンは今季、同様の成功を収めるには至らなかったが、彼は現在のランキングを、メジャー2勝を含む今季4勝ですでに1週間前に「レース・トゥ・ドバイ」制覇を決めている世界ナンバーワンのロリー・マキロイに続く2位に押し上げ、ジュメイラゴルフエステーツ再訪を果たすこととなった。

「昨年はとても特別だったけれど、今年はすでにロリーがレースでの勝利を手にしているので、同様の特別さがないのはわかっている」とステンソン。彼は昨年、この大会を通算25アンダーで回り、2位のイアン・ポールターに6打差をつけて勝利している。

「それでも、ここで良いプレーをして優勝のチャンスをつかむことができれば、自分にとってとても特別な1週間にすることはできる。これまでタイトル防衛を果たしたことはないから、今週のこの場所以上にそれを果たすのにふさわしい場所はないよね」。

「今年の全体的なパフォーマンスには満足しているんだ。常にタフな戦いにはなったけれど、特にシーズン序盤はタフだったね。僕はちょっとした疲労と戦っていて、練習や大会で全力を出すエネルギーがないと、悪いサイクルに入っちゃうんだよ」。

「晩春からは調子も良くなって、何度か優勝争いに絡んだし、幾つか好成績を残している。全てを鑑みると決して悪いシーズンではなかったんだ。僕の世界ランキングのポイントはあとちょっとで200に届くと思うけれど、それは充実したシーズンを送った証しでもあるんだ。足りないのは勝利だけなので、この機会にそれを果たせたらいいね」。

ステンソンは彼にとって今季26度目の大会となった先週の「トルコ航空オープン」で3位に入っており、12月4日から7日にかけて開催されるタイガー・ウッズ主催の「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」でそのシーズンを終えることになる。

「来年のスケジュールにはエキサイトしているんだ」と世界4位のステンソン。彼は9月にグレンイーグルスで開催された「ライダーカップ」にて、4戦して3ポイントを獲得している。「2012年から2013年にかけて、これだという公式を手にしたのだけれど、色々な理由があって、今ではそれを手放してしまったように感じる」。

「あれは本当に良いレシピだったから、それを取り戻そうとしていることについて僕はエキサイトしているんだ。大会に出てきて自分のゴルフを探し求め、それについて取り組むのではなく、全てのピースをしかるべきところへ収めるそのプロセスに集中するようにしたいんだ。いざ大会へ出てきた時は、新鮮な状態で競い合う準備ができていないとね」。

「2013年は31大会に出場し、今年は28大会だから、来年は26大会に減らそうと思う」。

2014年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ