オルセン 地元デンマークの声援を力に
トービヨン・オルセンは、第1回「メイド・イン・デンマーク」の大観衆が、欧州ツアー2勝目へ向けた挑戦を駆り立ててくれると期待している。
前回デンマークで欧州ツアーが開催されたのは2003年。24歳のオルセンは、この大会に出場する同国の選手の多くと同じように、母国で開催される大会に初めて臨むことになる。
欧州最大のゴルフリゾートであるヒンメルランドゴルフ&スパリゾートには7万人を超えるギャラリーが詰めかける見込みで、オルセンは30位だった先週の「全米プロゴルフ選手権」を大幅に上回る成績を切望している。
「コースでは声援を送ってもらえるだろうから、より良いゴルフがプレーできるようになると思う」とオルセン。
「今まで経験したことがないので、本当にそうなるかは分からないが、楽しみにしている」。
「大勢の人が僕を見るのは、僕の好むところなので、ギャラリーの人々に良いゴルフを披露できたらいいと思う」。
オルセンが「レース・トゥ・ドバイ」で挙げた唯一の勝利は、2012年の「シチリアンオープン」だ。今シーズンは、年頭の「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」で3位タイに入り、「オメガドバイデザートクラシック」でも5位に入るなど、序盤は好調な滑り出しとなった。
最近は同様の成功を収められてはいないが、オルセンは、自身や同胞の選手たちに注目が集まることを楽しんでいるようだ。
「今週はプレッシャーが増している。観客は、デンマーク人選手が優勝争いに絡み、土日に優勝のチャンスを手にすることを期待しているから」と言う。
「いつもより少しだけプレッシャーを感じるが、それを良い方向に作用させ、良いプレーをする後押しにしたい」。
オルセンはヨーロピアンツアーとPGAツアーの両方で戦っているため、母国に戻ることはあまりない。
「地元からは少し距離があるが、それでも自分の国だし、ここへは何度か来たことがある」と説明するオルセン。「またデンマークの人々に会えて嬉しいし、旧友と再会できるのもいい」。
「ここへ来られたのはすばらしい。明日からは大会が本格的に幕を開ける。大会もコースに出るのも楽しみだ」。
「デンマークの人々はとても良く自国の選手を応援してくれる。この国で最後に欧州ツアーの大会が開催されてからもうずいぶんと経つので、みんなコースに来て、デンマーク人選手や、それ以外の選手を見られることを楽しみにしているだろう」。
「みんな僕らに声援を送ってくれるだろうし、デンマーク勢の誰かが良いスコアを出せたらいい」。