素晴らしい記憶の再現を狙うフィチャート
今週イーストロンドンGCにて開催される「アフリカオープン」のタイトルを防衛すべく、ダレン・フィチャートは最近の好調を持続したいと考えている。
一年前にこの大会を制しヨーロピアンツアー4勝目を挙げた南アフリカのフィチャートは、2014年シーズンに入り、既に4回のトップ20入りを果たしている。
ただし、38歳のフィチャートは、今シーズン既に10大会に出場しており、今週の「アフリカオープン」で6週間連続して大会に出場することになる。
「タイトル防衛というのはいつだって良いものだよ」とフィチャート。「『アフリカオープン』は好きだよ。これで6週間連続して出場することになるけれど、昨年も同じだったから、状況は似通っている。それに今は良いゴルフができているから、まあどうなるか様子を見てみよう」。
「リードしていた『ファイナルシリーズ』では本当に良いスイングができていた。ただ、残念なことに勢いが潰えてしまったんだ」。
「でも、あのとき掴んだスイングのコツは大変役立っている。あれでしっかりとボールを捉えられるようになったんだ。ロングアイアンは大分改善されたし、パターは相変わらず調子が良いから、まあ、仕上げをご覧じろ、というところかな」。
前回は2打差でこの大会を制したフィチャート。彼はその時の記憶を活かしたいと考えている。
「実際にコースへ出ると、良い思い出は甦ってくるものなんだ。自分で打ったショットや、決めたロングパットやなんかがね」。“
「ピンチを凌ぐパットを沢山決められ、それが勢いに繋がったし、それにあの最後のショット、あの木を迂回して右から風に乗せたショットはアンビリーバブルだったね」。
「ここは思慮深さが求められるコースだね。全てのティでドライバーを振り回せば良いというものじゃないんだ。ちゃんと自分の戦略を立てないといけない」。
「芝目によってグリーンへ乗せる位置も変わってくるから、非常に戦略性の高いコースなんだ」。
昨年2位に入ったグレゴリー・ボーディーもまた、好成績を期す選手の一人である。
フランス人のボーディーは2006年にこの「アフリカオープン」を共催するサンシャインツアーの大会で優勝するなど、南アフリカでは良い成績を収めている。
「外国人が南アフリカで優勝するのは、そうあることではないから、数年前に『テルコムPGA選手権』で優勝したことを誇りに思っている」とボーディー。「あれは僕にとって重要なタイトルなんだ。というのも、僕は南アフリカで優勝した史上初のフランス人になったわけだから」。
「僕はまたここで勝てると思っているし、それが『アフリカオープン』だったとしてもいいだろう?僕は昨年2位に入っているから、イーストロンドンには良い思い出があるんだよ」。