BMW 2勝目を狙うマナッセロ
マッテオ・マナッセロは先週の「全米オープン」での不甲斐なさを忘れ、今週ミュンヘンで開催される大会で二つ目のBMW協賛大会制覇を願っている。
「BMW PGA選手権」の覇者であるマナッセロは、先週の「全米オープン」では予選落ちしたが、それでも今週ゴルフクラブ・ミュンヘンアイヒェンリートで開催される「BMWインターナショナル・オープン」の優勝候補の一人に挙げられている。
「ライダーカップ」でのヨーロッパチームのスター選手であるセルヒオ・ガルシアとマーティン・カイマー、そして彼らの対戦相手だったダスティン・ジョンソン、また「全英オープン」の覇者アーニー・エルスらも全員この大会に出場する。しかし先月のウェントワースで輝かしい成績を収めたマナッセロは今週に向けて自信満々だ。
「言うまでもなく先週はもっと良いプレーをしたかったよ。コースも僕に合っていると思っていたからね。でもまるで良いプレーができなかった」と20歳のマナッセロは振り返る。
「ドライバーが良くないことが僕の弱点。それにはがっかりしているよ。良いドライバーが打てなかったんだ」。
「実際のところ全くドライバーが良くなかった。メリオンは良いドライバーを打てないととてもタフなコース。ドライバー以外は何も問題はなかったんだ。ドライバーでフェアウェイをたくさん外してしまい、そこからのリカバリーがとても難しかった」。
「最終的には予選通過まであと一歩のところだった。最終ホールで良いドライバーが打てていれば恐らく予選通過をしていただろう。でも結果は結果。僕は前に進むよ。そして言った通り、僕はまだ自信に満ちているんだ」。
「BMW PGA選手権はとても良い1週間だった。これも今までたくさん言ってきたことだけど、欧州ツアーのフラッグシップトーナメントで勝ったことをとても誇りに思っているよ。本当に最高の1週間だった。とても良いゴルフができたし、最後まで集中力を持ってゲームをマネジメントできた」。
かつてのアマチュアチャンピオンで現在欧州ツアー4勝を挙げているマナッセロは、先週の「全米オープン」を制したジャスティン・ローズに抜かれるまで、「レース・トゥ・ドバイ」のトップを走っていた。しかしツアー最年少優勝記録を持つマナッセロは、ヨーロッパナンバーワンを賭けた争いを前に急ぎすぎないようにしている。
「(レース・トゥ・ドバイで)トップ10に入れることは素晴らしい結果だよ。僕は昨年13位だった。だからまずはトップ10入りが次の目標だね。今僕は良い位置にいるけど、まだ6月だからね。これから先まだ多くのトーナメントがあるし、シーズン終盤には大きな大会もたくさん控えている」とマナッセロ。
「良い調子を維持して、良いプレーを続けることが大切だ。僕にとってはこの夏がとても重要だと思っている。米国ツアーのあと、レース・トゥ・ドバイの対象となる大会がたくさんある。そしてそれらで良いプレーをしなくてはならない。レース・トゥ・ドバイでトップ10入りできそうな位置にいることは嬉しいことさ。こここそが僕がプレーする場所だし、良いプレーをしたい場所だからね」。