ツアー復帰を喜ぶヒメネス
冬に負ったスキー事故での骨折から回復したミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)が今週開催される「スペインオープン」から戦線に復帰する。
ヨーロピアンツアーのデビューから今年で30年目となるツアー最年長優勝者、49歳のヒメネスはこのパラドール・デ・エル・サレルで自身599度目の大会出場を果たす。
昨年の「香港オープン」でデス・スミスを越える48歳318日というヨーロピアンツアー最年長優勝記録を樹立したヒメネスは、優勝から1カ月後にマラガにある自宅近くでスキーをしていた時に怪我をしてしまった。
「僕の足は日に日に良くなっているよ」と19回のヨーロピアンツアー優勝者は語った。「僕は毎朝ジムでトレーニングをしていて、実際に当初予定していたリハビリスケジュールよりも早く良くなっているんだ。まだ100%完璧な状態ではないけれど、自分自身の今の状態を試してみたいと思っているんだ」。
「僕の仲間たちのいるツアーに復帰することを心待ちにしているよ。そしてこのエル・サレルでの試合は絶対に逃したくないと思っていたんだ」。
「ハビール・アラナのデザインによって松の木々と砂丘が織りなす自然の景観が見事に融合されているんだ。僕にとってここはスペインで最も素晴らしいコースだし、ここでプレーすることが本当に好きなんだよ。ここはとても美しいレイアウトで、上がり数ホールはタフなホールなんだ。17番ホールは砂丘に向かってのパー3。また18番ホールもとても素晴らしいよ。一度ここでプレーすると必ずまたここに戻ってきたくなる。もちろん、ここでのラウンドを完璧なものにするには美味しいパエリアが不可欠だけどね!」。
「僕はここエル・サレルにたくさんの良い思い出があるんだ。1986年に25アンダーで優勝したものを含め、80年代にはここでたくさんのトーナメントに出たよ。カンペオナトス・デ・レバンテ(レバンテ選手権)でも2度か3度プレーしたし、その後もヨーロピアンツアーで数回プレーしたよ。僕が最後にプレーしたのは2003年のセベ・トロフィーだったよ」とヒメネス。