2013年 ハッサンII ゴルフトロフィー

ハッサンIIゴルフトロフィーの開催場所に相応しいゴルフ・ドゥ・パレロワイヤル

2013/03/28 11:50
宮殿に囲まれたこの素晴らしい環境でプレーすることができる僕たちは恵まれていると話すデビッド・ハウエル(Getty images)

1971年にモロッコ王によって設立された今回で40回目の開催となるハッサンIIゴルフトロフィーの会場として、ここゴルフ・ドゥ・パレロワイヤル以上に相応しい場所はない。

アガディールの宮殿の中にあるこのゴルフ・ドゥ・パレロワイヤルはまさに秘宝だ。

1980年代後半に王からの依頼を受けて、このコースはロバート・トレント・ジョーンズ・シニアによって設計された。大西洋に隣接するこの宮殿コースは、彼が手がけたコースの中でも最も素晴らしい作品といえる。

7,000ヤード弱(パー72)のこのコースは決して長いコースとは言えないが、トレント・ジョーンズの設計はアプローチショットのミスがシビアなランオフを余儀なくされる、独特のアンジュレーションと小さなグリーンの意地悪な組み合わせを施している。

加えて、大西洋からの風はほぼ間違いなく吹き付けるため、このコースは選手たちの本当の実力が試される。

宮殿の中で開催される、賞金総額150万ユーロのこの大会に参加できることは、ヨーロピアンツアー参戦選手たちにとってとても名誉なことだ。

「このコースは本当に素晴らしいの一言だ。コースコンディションは最高だし、ここでプレーできることは本当に特別なことだよ。ひとたび宮殿内に足を踏み入れると、全てのものが実に完璧な状態なんだ。時折、ここでゴルフをしてはいけないんじゃなかと思う時があるね。だって折角のコースにディボットなんか作りたくないじゃないか!」とマルセル・シーム(ドイツ)は言った。

「宮殿でプレーすることはとても特別なことだ。ここに入ってゴルフができることは本当にクールなことだね。とても特殊な機会だし、関係者全員がとても良い準備をしてくれて、僕たちを迎え入れてくれている」。

他のどの選手に話を聞いても皆一様にシームと同じ意見だ。デビッド・ハウエル(イングランド)もそのひとりだ。

「このコースは一言で言ってファンタスティックだ。本当に美しいデザインだし、この大会に出場し、ここでプレーできることは僕たちの特権だと言える。宮殿に囲まれたこの素晴らしい環境でプレーすることができる僕たちは恵まれていると思う」。

「このコースの特徴は何といってもグリーン周りのランオフだね。ここでは本当に慎重なアプローチショットが求められる。それこそが鍵だと思う。もしアプローチでミスをするとここではとても苦しむことになるんだ」。

「今週は本当に素晴らしい週だよ。選手たちにとって全てがとても良く整えられているんだ。僕たちは本当に良くもてなされている。ビーチのすぐそばのホテルに宿泊しているし、すべての面で選手たちにとってとても快適な1週間になるだろうね」。

「モロッコは正しくゴルフ界の秘宝だよ。ここの周辺にはたくさんの素晴らしいコースがある。そして天候も最高だし、本当に非の打ちどころがないね」。

2013年 ハッサンII ゴルフトロフィー