2013年 アバンサマスターズ

素晴らしい1日で首位に立ったエイケン

2013/03/17 08:31
「62」のビッグスコアで単独首位に躍り出たT.エイケン (Getty Images)

「アバンサマスターズ」の3日目を終え3打差の首位に立ったトーマス・エイケン(南アフリカ)は、この日ジェイピーグリーンズGCで「62」という目覚ましい活躍を見せた。

南アフリカ人の彼は、アイアンショットで周囲を魅了し、8バーディ1イーグルでこの日10アンダー。首位を4打差で追いかける位置から、3打差で首位に立つことになった。

「1打1打に本当に、真剣に集中していたんだけど、それが功を奏したかな」と通算18アンダーのアイケンは言った。「集中することの大切さを証明したね。」

「今日はスタートが素晴らしかった。2番ホールのピッチショットでのイーグルが今日の勢いを作ったかな。そしてその後は、プラン通りにゲームを進めることができた。今日のプレーにはとても満足しているよ。」

1番ホールでもバーディを奪っていたエイケンは、幸運もあり、最初の2ホールを3アンダーとした。

5番、7番、8番、10番、そして11番ホールでは素晴らしいアプローチショットを見せた。それらのホールでのパットは全て、10フィート以内からのものであったのだ。そして一時は、キラデク・アフィバーンラト(タイ)に追いつかれたが、29歳の彼はロングホールの15番で2パットでのバーディ、そして次の16番では12フィートのパットを決めてバーディとし、突き放した。

「ここ4カ月とても良い調子を維持することができているんだけれど、それを結果につなげることができていなかっただけなんだ」と、かつての「オープン・デ・エスパーニャ」の王者であり、「ヨハネスブルグオープン」で今季最高の6位タイにつけた彼は言っている。

「幸運にも今週はたくさんある好機をものにすることができている。それらのほとんどは10フィート以内からのもので、それこそがスコアを稼ぐ上での違いになっている。」

2日目を終えて首位に立っていたリャン・ウェンチョン(中国)はこの日「69」、通算15アンダーとしてアイケンに最も肉薄している。中国のスターである彼はこの日調子を崩し、フロント9で2フィート以内のパットを2度失敗し、2つのボギーを叩いてしまった。

「我慢することが大事なんだ」とかつての「シンガポールマスターズ」の王者は言った。「まだたったの3打差だし、追いつく自信はあるよ」。

「ゴルフではいろんなことが起こるし、自分はできるんだと信じることだけが必要なんだ。ラッキーなことが起こるといいなと願っているよ」。

ロングホールの12番でバンカーショットを直接決めてイーグルとして、一時首位に並んだタイのアフィバーンラト、そしてスコットランドのデビッド・ドライスデールは共に、終盤にスコアを落として14アンダーの3位タイ。

昨年の11月に手首の手術をして以来、この4カ月で初めて試合に出場しているスペインのアルバロ・キロスは、「70」でラウンドした初日と2日目に続いて、この日は「69」でラウンドし、通算7アンダーとしている。

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