2020年 ISPS HANDA ウェールズオープン

UKスイング首位のサム・ホースフィールドら10人の全米オープン出場が決定

2020/08/25 11:21
ホースフィールド※写真は「ケルティッククラシック」(Warren Little/Getty Images)

9月に開催される「全米オープン」(ニューヨーク州ウィングドフットGC)への出場権を手にした10人の1人となったサム・ホースフィールドは、UKスイングのポイントランキングで後続に大きなリードをつけてトップに立ったまま、シリーズ最終週の第6戦を迎えることとなった。

「ヒーローオープン」と「ケルティッククラシック」を制覇したホースフィールドは、現在UKスイングのランキングで2位のトーマス・デトリーに265.68ポイント差をつけて首位に立っている。

このミニポイントレースは、今週開催の「ISPSハンダ UK選手権」で決着するが、ホースフィールドを抜き去る可能性のある選手は、デトリー、アンディ・サリバンラスムス・ホイゴー、そしてレナート・パラトーレの4人だけとなっている。

今後、2020年シーズン全ての大会で継続されることになるゴルフ・フォー・グッド活動の一環として、シリーズでトップ10入りした選手には総額25万ポンドがそれぞれ選手たちの選ぶチャリティへの募金として支給され、シリーズの優勝者には最高額(6万ポンド)がチャリティ基金として贈られる。

なお、UKスイング第5戦では、全米オープン出場権を懸けた戦いが結末を迎えた。

これは、従来の全米オープン地区予選が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止されたことを受けての措置であり、USGAはUKスイング第5戦終了時点の上位10人に全米オープンの出場権を与えることを確約していた。

ホースフィールド、デトリー、サリバン、ホイゴー、そしてパラトーレは、第4戦終了時点で、すでにウィングドフットGC行きを決めており、2週連続開催となったケルティックマナーリゾートでは、残りの座を懸け、熾烈なバトルが繰り広げられた。

「ウェールズオープン」で、5打差を逆転し、今季ヨーロピアンツアーで初優勝を達成した7人目の選手となったロマン・ランガスクは、シリーズランキングで6位に入り、初の「全米オープン」出場を決めた。

「今年、初めて全米オープンでプレーしますが、初出場ながら観客がいないので、プレッシャーが軽減するのが良いところですね。自分自身を誇りに思います」

シリーズ7位には、こちらも今季オマーンでプレーオフの末にツアー初優勝を遂げたサミ・バリマキが入り、キャリア初のメジャー出場を決めた。

「もちろん全米オープン出場は大きなボーナス。長い間、メジャー出場を待っていましたし、今その時がやって来たので、これは素敵なことですね。僕は、他の大会同様、優勝を目指して大会に臨みます」とバリマキ。

この他、シリーズ8位に入ったアドリアン・オタエギに加え、スコットランドのコナー・サイム、そして南アフリカのジャスティン・ハーディングが全米オープン行きのチケットを手にした。

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