ステーキ食べてウエスト10cm減 ペパレルが競技に復帰
エディ・ペパレル(イングランド)は2020年「ベットフレッド英国マスターズ」で競技に復帰することを楽しみにしている。
ウォルトンヒースで開催された2018年大会王者であるペパレルは、ヒルサイドで開催された昨年もこの大会で2位に入っているが、クローズハウスでの2017年大会は予選落ちを喫しており、同コースでの雪辱に燃えている。
「この大会が生まれ変わって以降、僕が良くなかったのはあのときだけなんだ。3年前、ここで予選落ちしたんだ。でも、戻って来ることができて嬉しいよ」
「ニューカッスルを見に行けないのは残念だね。というのも、3年前、ここでのプレーは散々だったけれど、ニューカッスルはとても楽しんだからね」
「コースは記憶していたよりも、断然良いよ。素晴らしいコンディションにあるのが良いし、プレーしていて少し楽しくなったね。コースに良い思い出はないけれど、復帰できたことに胸を躍らせている。良いものだね」
フィールドの多くの選手と同様に、新型コロナウイルスの感染拡大により、ペパレルは春以降、競技ゴルフから遠ざかっていた。これまで多くの時間を練習に当ててきた29歳だが、今週、本番で自身がどのようなパフォーマンスを発揮できるかは把握していない。
「自分でもどうなるのか分からない。かなり良いプレーをするか、かなり悪いかのどちらかだろうね。その中間というのは想像できないな。思考と練習に多くの時間を割いたから、良いか悪いかのどちらかだと思う。僕がそういう風に過ごしたとき、どっちつかずになることはないんだ」
「密かに自信はあるんだ。練習で収穫があったからね。でも、そういう状況は好きではないんだ。実は、前日は不安があった方が良くて、その方が集中しやすい傾向にあるんだ。皮肉なことに、今の状況を鑑み、無観客でプレーするとなると、集中する難しさは二倍増しになると思い込んでしまいそうだ」
「良いプレーをしなければならないのは分かっているけれど、同時に、ゴルフに没頭し続けないといけないね。自分にとっては、それが重要だと思う。密かに期待してはいるけれど、どうなるのかはそこまで分からない」
新たに構成されたUKスイングは無観客で行われるが、ペパレルはギャラリー抜きのプレーには、独特の難しさがあるであろうことを受け入れている。
「僕は人前でプレーするのを楽しんでいる。特に、僕は人々の前での方が良いプレーができるんだ。(無観客でのプレーは)難しくなると思うから、それもあって毎ショット集中するように気をつけている」
「それがルーティンとして定まるかどうかというのはあるし、自分にとってはそれ次第になると思うけれど、とにかく、自分が打つ全てのショットに対し、完全に意識を集中させないといけないね。それに、ショット間は、如何にプレーの環境が違うかについては、話さないようにしようと思う。多分、キャディとそれに関する会話を制限するのは、賢明なことだと思う」
また、ペパレルは主にステーキ、レバー、そして骨スープから成る“極端に”偏った食習慣から、体重を減らしたことを明かした。
「ウエストは10cmほど細くなったね。何が自分をそうさせたのかは分からない。ビーフばかり食べているので、ある意味、僕はビーフでできているね」
「数字的には完璧な食習慣ではないけれど、ウエストラインには良いんだ。自分の健康を少し良くしたかったんだ。正直言うと、去年は幾つか健康上の問題があったからね。自分の写真を幾つか見て、28、あるいは29歳として、これは良くないと思い、概ね健康的で活動的なガールフレンドに、別の食習慣を試してみない?と言ったんだ」
「それで、この極端なやつを見つけたのだけど、ある意味、僕は極端な方向に走りがちなので、これは自分に合っているんじゃないかと思ったんだ」
「4カ月それをやっているうちに、今では少し適応したけれど、本当に4カ月間、毎日ステーキとレバーと骨スープだけ食べてきたんだ。でも、それにより僕の身体は驚くほど良くなったんだ。とにかく最高の状態だね」
「自分でも奇妙なのは分かっているし、物の本に書いてあることとは相反しているかもしれないけれど、実験としてやってみたんだ。それに、僕のガールフレンドは栄養士で、2年前は完全なベジタリアンだったので、彼女にとっては180度違う世界だったんだ。でも、僕らは2人ともその恩恵に授かったので、この食習慣には何か効能があるのだろうね」