2020年 オメガドバイデザートクラシック

オメガドバイデザートクラシックで知っておくべき5つのこと

2020/01/22 07:45
日本の賞金王・今平周吾がドバイへ(※撮影は2020年「ソニーオープンinハワイ」)

今週、ヨーロピアンツアーのデザートスウィングはエミレーツGCへと到着し、第31回「オメガドバイデザートクラシック」が開催される。同大会について事前に押さえておくべき5つの事柄は、次の通りである。

恒例の大会

中東で最も古いヨーロピアンツアーの大会であり、欧州外では「レース・トゥ・ドバイ」で最も長期間開催されている「オメガドバイデザートクラシック」は、第31回大会もエミレーツGCで開催される。これまでドバイクリークG&YCで開催された1999年と2000年の2回を除き、大会は全て同コースで開催されてきた。

大会の格式を考えれば、歴代優勝者リストにゴルフ界最高のビッグネームたちが名を連ねているのも驚きではなく、このリストにはセベ・バレステロス(1992年)、アーニー・エルス(1994、2002、2005年)、フレッド・カプルス(1995年)、ホセ・マリア・オラサバル(1998年)、マーク・オメーラ(2004年)、タイガー・ウッズ(2006、2008年)、ヘンリック・ステンソン(2007年)、ロリー・マキロイ(2009、2015年)、ダニー・ウィレット(2016年)、そしてセルヒオ・ガルシア(2017年)といった10人のメジャー王者たちも含まれる

ブライソン再び

1年前にひと際目立つダッラートロフィーを掲げたブライソン・デシャンボーが、今年も「オメガドバイデザートクラシック」に帰ってくる。この米国人選手はこれまで一度も手ぶらでエミレーツGCを後にしたことがなく、昨年以外で唯一出場した2016年大会はアマチュアメダルを獲得している。今週、世界17位のデシャンボーは、トロフィーコレクションを更に充実させるべく、7打差で圧勝した昨年の再現を期している。

記録破りの男

昨年、デシャンボーは最終日に1イーグル、7バーディを含む「64」をマークし、大会を通算24アンダーで終えて2019年最初の海外制覇を遂げることでギャラリーを魅了した。このスコアは大会新記録であり、彼は2位に入ったマット・ウォレスに7打差をつけて勝利した。この大会新記録は、その前年に李昊桐が更新した通算スコアを1打上回るものだった。

不思議な2冠

今年の大会王者は、2016年と2017年の大会王者たちの足跡を是が非でも辿りたいと思うことだろう。ウィレットとガルシアは、共に「オメガドバイデザートクラシック」を制覇した数カ月後に、「マスターズ」で優勝を果たし、メジャー初制覇を成し遂げたのである。しかし、その再現を狙うには、2019年「全英オープン」王者のシェーン・ローリー、世界10位のトミー・フリートウッド、そして「ロレックスシリーズ」複数回王者のベルント・ヴィースベルガーといったワールドクラスのフィールドを打ち負かさなければならない。

今平初見参

今週は今平周吾がエミレーツGCでのデビューを果たす。2017年の「メイバンク選手権」に出場した今平は、今回が世界選手権シリーズとメジャー以外では、2度目のヨーロピアンツアー出場となる。昨年9月以降、日本ツアーで優勝2回、2位3回を記録している日本人選手は、現在キャリア最高の状態にあり、公式世界ゴルフランキングを36位まで上げている。今週は、先週アブダビでヒーローチャレンジに勝ったビクトル・ホブランも大会デビューを果たす。

2020年 オメガドバイデザートクラシック