ケプカ「恋しかった」 左ひざの怪我から回復

世界ランキング1位のブルックス・ケプカは今週「アブダビHSBC選手権」に優勝し、経歴に「ロレックスシリーズ」王者という肩書きを加えることを熱望している。

メジャー4勝の米国人選手にとって、2年前にトップ10入りを果たしたアブダビGCでの大会に出場するのは、今回が3度目となる。

「この場所は大好きなんだ。ここへ来るのはいつだって楽しいね。とにかく好きな場所なんだ。ここは居心地良く感じてきたし、今週勝てれば最高だね。勝ちたい大会なんだよ」。

昨年10月の米ツアー「ザ・CJカップ」（韓国）を左ひざの怪我により棄権。この大会で3カ月ぶりに復帰を果たすことになる。

「愛しているものがあって、それが取り上げられると、より有り難みがわかるものだし、ここにいることを本当にエンジョイしている。競技が恋しかったね」。

「分かっていることだけど、3カ月休むのは面白くないものだよ。でも、それにより僕は毎回このゲームをより有り難く思うようになったし、今後ああいうような状況になってはいけないと願っている」。

ブライソン・デシャンボーも「ロレックスシリーズ」王者となることに熱意を見せている。「僕は出場する全ての大会で優勝を狙っている。行った先の大会で、ああそうだ、勝つ準備をしなくちゃ、なんてことにはならない。妥協のないベストを尽くして勝つ心構えで臨んでいる」。

パトリック・カントレーも同じくメジャーと世界ゴルフ選手権以外では初出場となる欧州ツアーの大会で、グローバルな選手としての地位を確立したいと思っている。

「世界中でプレーするのは重要なことだと思う。単に発展のためではなく、ゴルファーとして色々な場所で見聞を広げ、世界中どこでもくつろげるようになるのは良いこと」。

「欧州ツアーもPGAツアーもよりグローバルなスケジュールでプレーするようになっていると思うし、特に前の10年（2010年代）でそうなったと思う。この傾向が変わることはないと思うよ。色々な場所でプレーし、異文化を経験し、世界がどんな場所なのかを見てみるのは良いことだね」。