2020年 オメガドバイデザートクラシック

ホブランと今平周吾のドバイデビューが決定

2020/01/09 09:30
今平周吾はアラブ首長国連邦での欧州ツアーに出場する

新星ビクトル・ホブラン今平周吾が1月23日からエミレーツGCで開催される「オメガドバイデザートクラシック」に出場する。メジャー王者、「ライダーカップ」出場選手、そしてヨーロピアンツアー王者たちに混じってプレーすることが決まった。

彼らとともにアラブ首長国連邦へと向かうのは、かつてのメジャー王者であり、怪我に見舞われた2019年シーズンからの盛り返しを期すシャール・シュワルツェルだ。昨年の大半を手首の怪我により棒に振った南アフリカのシュワルツェルは、2011年の「マスターズ」制覇を含むヨーロピアンツアー11勝を挙げてきた当時の調子を取り戻すべく、ドバイへと向かい、アーニー・エルスやウェイン・ウェストナーといった同胞の先人たちが掲げてきたダッラートロフィー獲得を目指すことになる。

世界クラスのフィールドが集結する今年の「オメガドバイデザートクラシック」には、ディフェンディングチャンピオンのブライソン・デシャンボーをはじめ、かつての大会王者であるトーマス・ビヨーンラファ・カブレラベローセルヒオ・ガルシア李昊桐ヘンリック・ステンソン、そしてダニー・ウィレットらが出場する予定。また、ヨーロピアンツアーを複数回制覇しているトミー・フリートウッドイアン・ポールター、そしてリー・ウェストウッドも顔をそろえる。メジャー王者であり、「ライダーカップ」欧州代表チーム主将のパドレイグ・ハリントンも出場する。

こうした有名選手のなかで自身の地位確立を目指す22歳のホブラン。ヨーロピアンツアーでのレギュラーシーズン初出場となった2019年「BMW PGA選手権」で11位タイに入り、大会デビューを飾った「全米オープン」で12位タイに入った際の原動力となったアグレッシブな姿勢でドバイのギャラリーを沸かせることだろう。ノルウェー期待の新星は、昨年米PGAツアーにおいて、6月から10月にかけて19ラウンド連続して60台をたたき出す記録を作っており、すでにゴルフ界で最も熱い若手有望株という立場を確定させている。

「ドバイへ行く機会が得られたことに興奮しています」と、場合によっては今年開催の「ライダーカップ」欧州代表デビューを狙うことになるホブランは述べた。「こどもの頃にテレビで見ていた大会やコースでプレーできるようになったのは、プロ転向以降に起こった素晴らしいことのひとつであり、『オメガドバイデザートクラシック』も例外ではありません。あの大会には数多くの印象的な場面が残されており、2020年を始動させる上で、数週間後のエミレーツGC以上の場所は思いつきません」

同様に、地元の日本ゴルフツアーで2季連続して成功を遂げた今平も、ドバイにおいて国際的知名度の急増を狙っている。直近2シーズンで4勝を挙げ、とくにここ3カ月で2勝したことで、27歳は世界ランキングを最高30位まで押し上げており、「オメガドバイデザートクラシック」はこの世界ゴルフの新たなスターを間近で見る絶好の機会となる。

「ヨーロピアンツアーのデビューへ向け、初めてドバイへ行くことに胸を躍らせています」と日本ツアーの賞金王。「国外ではあまりプレーをしたことがありません。これは世界最高の選手たちの中で、自分のゴルフが通用するかを知るための絶好の機会。大会や観光地としてのドバイがいかに素晴らしいかも耳にしています。今月下旬の遠征が待ち切れないですね」

イングランドのマーク・ジェームズが第1回大会を制覇した「オメガドバイデザートクラシック」は、この30年間でゴルフ界のビッグネームたちが集う大会として名声を確立しており、過去にはセベ・バレステロスアーニー・エルスフレッド・カプルスロリー・マキロイコリン・モンゴメリー、そしてタイガー・ウッズといった名選手たちが大会を制している。

2020年 オメガドバイデザートクラシック