日本開催の米シニアツアーに伊澤利光が出場へ 推薦追加発表

◇米国シニア◇マスターカード日本選手権 事前情報◇成田ゴルフ倶楽部（千葉県）◇7140yd(パー72)

日本で2度目の開催となる米シニアツアーの「マスターカード日本選手権」（6月7日～9日、千葉・成田ゴルフ倶楽部）の大会事務局は27日、主催者推薦で伊澤利光が出場すると追加発表した。

米ツアーからの出場60選手も合わせて発表され、17年に同じ会場で開催された同ツアー「JAL選手権」覇者のコリン・モンゴメリー（スコットランド）をはじめ、トム・ワトソン、マーク・オメーラ、サンディ・ライル、ラリー・ネルソンと、いずれも世界ゴルフ殿堂入りの5選手ら豪華な顔ぶれがそろった。

メジャー第2戦の「全米プロゴルフ選手権」のラウンドでカートを使用したジョン・デーリー、海外シニアメジャー「全米シニアプロ選手権」を制した神戸出身のケン・タニガワも来日選手に名を連ねた。

日本からすでに出場が決まっている選手は、日本プロゴルフ協会会長の倉本昌弘、プラヤド・マークセン（タイ）、鈴木亨、米山剛、深堀圭一郎、今年4月の「三菱電機クラシック」で米シニアツアーデビューした元メジャーリーグ投手の長谷川滋利の6人。残る1枠は今週開催の「すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント」の優勝者に与えられる。

この日は今季から国内シニアに参戦した深堀圭一郎が、会場で練習ラウンド。その後の会見で成田ゴルフ倶楽部について「2003年の日本オープンで優勝する前に、パッティングで苦戦していたときに練習して（克服の）きっかけをつかんだ思い入れのあるコース」と振り返った。

米シニアツアーは初出場となるが、「すばらしい機会をいただき光栄。予想スコアの（1日）5アンダー×3（日間）に近づけるようベストを尽くしたい。照準を合わせている大会でもあり、順位はえらそうなことは言えないが、テッペンに上りたい」と抱負を語った。

大会は3日間、賞金総額250万ドルを懸けて68人で争われる。