藤田、ウェストウッドと同組に「めっちゃうれしい」
2012/12/05 18:17
タイに来たのはほぼ20年ぶりという藤田寛之。今年は日本ツアーの賞金王という肩書を引っさげ、「タイランドゴルフ選手権」予選ラウンドの組み合わせも、ディフェンディングチャンピオンのリー・ウェストウッド、そして現在アジアンツアー賞金ランキングトップのタワン・ウィラチャン(タイ)という最注目組へ編入された。
「めっちゃうれしいですね。ウェストウッドは一緒に回ったことはないので、どういうゴルフをするのか全然分からないですが、感じる部分はあると思います。スイングだったり、ボールの扱いを肌で感じたい。一緒に回れば自然にわかると思いますが、その回る時間が大切ですね」。
先週優勝したことで、最大の目標としていた年末の世界ランク50位以内という目標も、ほぼ手中に収めた。「日本で良い成績を残しているので、こういうチャンスが回ってきたんだろうし、コースもいいし、楽しみです」。日本が誇る賞金王は、リラックスした雰囲気で今年最後の試合へと臨む。
「(日本の芝とは)若干の違いはあるけど、どちらかというとこっちの方が世界標準。こういうところでできることがうれしい」と藤田。「ショットがしっかりしていないといけない。距離があって、グリーンのアンジュレーションもある。最終的にはパッティングですけど、こういうコースにくると、それ(ショットの精度の大切さ)を感じますね」。
賞金王として日本を代表しての戦いとなるが、本人は「まだ、自覚は足りないかもしれませんね」と、苦笑い。気負うことなく、マイペースで有終の美を飾りたい。(タイ・チョンブリ/今岡涼太)