2012年 ISPSハンダシンガポールクラシック

ISPSハンダ・シンガポールクラシックインサイドレポート

2012/04/09 03:14

ホールインワンで勝ち取ったクルマに乗るために必要な金額は?

2日目にホールインワンをマークしたダレン・タンに「KIA オプティマK5」が贈られた (画像提供:アジアンツアー)

シンガポールのオーキッドCCで開催されている、男子アジアンツアー「ISPSハンダシンガポールクラシック」の2日目に、オーストラリア出身のダレン・タンは11番ホールのパー3で見事なホールインワンにより賞品の「KIA オプティマK5」を獲得した。

シンガポール国籍の父親とオーストラリア国籍の母親を両親にもつタンは、年に1度はシンガポールの親戚を訪ね、家族で過ごしていたことから、シンガポールの文化や食事に慣れ親しんでいたようだ。今年から様々な国で開催されるアジアンツアーに参戦しているが、大幅に異なるコース状況、芝の種類、そしてめまぐるしく変わる天候などについてはあまりストレスにはなっていない様子。この日も激しい雷雨により2時間以上の中断があったが「ストレッチなどをしながら落ち着いて過ごしていたよ。集中力が切れるようなことは無かったね」と、語った。しかし、ホールインワン後、あがり3ホールで3連続ボギーを叩き、2日目のスコアを69としたが、トータル1アンダーで予選通過カットラインぎりぎりで3日目の決勝に進んだ。

さて、気になる獲得賞品であるクルマについては「パース(オーストラリア)の自宅にクルマをもっているから、持って帰るか、誰かに売るか、まだ考えていない」とのことだが、少なくとも開催国であるここシンガポールでは乗らないほうがよさそうだ。シンガポールといえば整然とした都市環境を保つために、喫煙やゴミを捨てるなどの行為に対して厳しい法律が定められていることは知られているが、渋滞を発生させないためにクルマの登録の際に支払う関税、登録料などが本体の250%ほどかかる。今回の賞品で換算すると、500万円ほどかかるのである。確かに他のアジアのような渋滞がなく快適に移動できるのだが、場合によってはクルマ1台が買えてしまうほどの高額な税金を課すのは少しやりすぎではないかと思うのだが・・・。(シンガポール/向井康子)

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