アジアンツアー

池田勇太が初のアジアンツアーへ旅立つ

2012/01/27 11:54
約2ヶ月間に及ぶ海外遠征に向けて意気込みを語る池田勇太

昨年はシーズン1勝で賞金ランキングは11位、目標としていた最多勝と賞金王獲得ができなかった池田勇太。今年に入り、沖縄でトレーニング中心の合宿を行い、次週開催されるアジアンツアーの開幕戦「ミャンマーオープン」出場に向け、27日に成田空港を発った。

昨年11月に中国で開催された「ワールドカップ」で、平塚哲二と日本代表として出場した池田は、平塚からアジアンツアーの話を聞くうちに挑戦意欲を掻き立てられた。そして、今回の出場を決意。ミャンマーへは次週月曜日の夕方入る予定で、それまではタイで平塚や井上信など、同ツアーのクオリファイを通過した選手たちと合流し練習を行う予定になっている。

今年初めての試合を前に池田は「いままでトレーニング中心で、自分の体がどこまで仕上がっているかは把握できていないが、今年を占う意味でも精一杯やってくる」と、今の力でアジアンツアーに通用するのか挑戦する意気込み。まだ確定ではないが、3月にも同ツアーに1試合出場する可能性があるという。

真っ白のパンツに真っ青のジャケットで颯爽と登場した池田勇太

今回の池田の渡航はタイ経由でミャンマーでの1試合となっているが、試合後に帰国すると、その日の夜には再び成田空港からハワイに向けて旅立つことになっている。ハワイで調整を行い、次なる戦いは米国。昨年も出場した「ノーザントラストオープン」に向けてロサンゼルスに移動する。さらに、その後も米国本土、もしくはハワイで調整を続ける予定だ。

現段階では、具体的な今季の目標を立てていないと話す池田だが、今回のアジアンツアー、そして米国PGAツアーの遠征で世界のゴルフを体感した上で、高い目標を掲げ国内ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」を迎える。(千葉県成田市/本橋英治)