平塚哲二がアジアンツアー賞金ランク2位でフィニッシュ
2011/12/18 20:01
タイのアマタスプリングCCで開催された「タイランドゴルフ選手権」最終日。平塚哲二が通算7アンダーの9位タイに食い込んだ。アジアンツアー最終戦で賞金2万0850ドルを加算し、日本人史上最高位となる同ツアー賞金ランキング2位でシーズンを終えた。
5アンダーの13位タイからスタートした平塚は最終ラウンドで「70」をマーク。「アプローチ、パットですね。悪いなりにやれた」。ショットの不調に悩む中で、2日目のイーブンパー以外、3日間はアンダーパーでまとめる安定感。もちろん前夜も深夜まで晩酌を楽しんだが、きっちりと結果を出し「一年の締めくくりとしてはまずまず」と表情を緩めた。
アジアンツアーの賞金ランクにも加算される9月の国内ツアー「アジアパシフィックオープンチャンピオンシップ パナソニックオープン」で優勝し、一時は同ツアーの賞金レースのトップに立った。しかし11月にジュビック・パグンサン(フィリピン)が逆転で賞金王の座を確定。ランキング2位で終えたことに「嬉しいし、最低限はクリアできた」と話した。
今シーズンは地元・滋賀でその「パナソニックオープン」を制したが、同大会も含め後半戦は不調にあえいだ。本人曰く、一番のハイライトは最終日に池田勇太に逆転を許した「サン・クロレラクラシック」だったという。「あそこが、一番気持ちよくゴルフをやれていた」と振り返る。
来季も日本、アジアの両ツアーを掛け持ちする意向。もちろん米ツアーや欧州ツアーにもスポット参戦する可能性もある。「これ以上(試合に)出たら死ぬな…。でも試合数を減らそうとは思わない。環境を整えてやっていきたい。一年間、調子を持続できるように」。“鉄人・平塚”は2012年も世界を飛び回る。(タイ・バンコク/桂川洋一)