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下部ツアーの"韓流"ルーキー、キム・チャンミが決勝へ /ディライトワークス女子マッチプレー

2019/05/09 20:00
中学生以来のマッチプレーで初優勝を飾るか

◇ツアー外競技◇ディライトワークス女子マッチプレー選手権 3回戦、準決勝(9日)◇朝霧カントリークラブ(静岡県)

3回戦で36歳のベテラン西山ゆかりを下し、準決勝で吉野茜を破って決勝に進んだキム・チャンミ。昨年、日本のQT(予選会)に挑戦し、98位の資格でステップアップツアーに初参戦している韓国の25歳だ。

この日のプレーを振り返って「チョット、ツカレタ」と日本語で開口一番。コミュニケーションを取るためにはまだ通訳が必要だが、「日本のツアー参戦を見越して、去年のQT前から勉強し始めていました」と話した。韓国の大邱(テグ)韓医大学を卒業した才媛でスポーツメディカルを専門に学んだという。

2013年にプロ転向。日本ツアーのQT制度が変更となり、来年からLPGA会員に限定されるため、今年は日本のプロテストに挑戦する。「(プロテストは)目標ではなく通過点にしたい。そのためにも、一つひとつ丁寧にこなしていきたい」。日本での目標はもちろん「優勝」だ。

自身のプレースタイルは「セカンド以降のショットを、攻撃的に、強気に攻めるタイプ」。今大会もその武器を活かして相手にプレッシャーをかけて勝ち上がった。これまで韓国も含め最終日最終組で優勝争いをしたことはあるが、優勝経験はないという。「自分自身に負けないようにやりたい」と強気な顔をのぞかせた。(静岡県富士宮市/石井操)