2009年 SBSオープンatタートルベイ

大山志保と宮里美香、2人のルーキーが揃って好スタート

2009/02/13 18:26
やはりアメリカの水が合っているのか、終始楽しそうにラウンドしていた大山志保

この日が米国女子ツアーデビュー戦となった、大山志保宮里美香。この日は、宮里だけが午前スタートで、残り3人の日本人は午後スタートだった。

「昨日の夜とかは緊張はなかったけど、1番ティに立ったら緊張して、しょうもないミスをしてしまいました」という宮里は、1番の第2打をグリーン手前のバンカーに入れ、ほろ苦いボギー発進。しかし、「我慢していればチャンスは来る」とすぐに落ち着きを取り戻し、その後は正確で飛距離の出るドライバーショットと、ピンに絡むアイアンショットで多くのチャンスを作り出した。

2番から8番まで惜しいパーが続いたが、9番でついに初バーディを奪う。これで吹っ切れたのか、折り返した12番パー5で2mを沈めてバーディとすると、続く13番パー3でもフックスライスの6m程のスネークラインを読み切って連続バーディ。その後は最後までパープレイを続け、通算2アンダーでホールアウトした。終わってみれば12位タイという好位置で、「良くやったと思います」と、満足そうに振り返った。

「美香ちゃんが2アンダーで回れるなら、私にも出来るはず」と、宮里の活躍に刺激されるように、この試合が同じくツアーメンバーとしてのデビュー戦となった大山も頑張りを見せる。「最初のティショットは、ギャラリーは少なかったけどメディアの人が多くて緊張しました」と笑ったが、前半をイーブンパーで折り返すと、後半は2番で3パットのボギーとしたものの、1番、3番でバーディを奪い、きっちりと1アンダーで初日をまとめた。

「最初の2ホールは緊張していたけど、ショットが思ったとおりに打てて、後半は去年の良い感じが戻ってきた」という大山。年末に痛めたひじも、「全然大丈夫」と温暖な気候も手伝って、不安要素はなくなった。

2日目に向けて、「今日の自分に勝つことが目標」という宮里と、「ツアーメンバーとして出場するからには、優勝を目指したい」という大山。2人のルーキーが、明日も大会を賑わしてくれそうだ。

今週はIMGアカデミーのコーチ、ラリー・マーシャルがキャディを務める宮里美香

2009年 SBSオープンatタートルベイ