2009年 SBSオープンatタートルベイ

デビュー戦の大山志保、宮里美香がまさか!?の予選突破!!

2009/02/14 11:55
パッティングに苦しんだ大山だが、予選通過を決め、嬉しそうな表情を見せた。

米国女子ツアー開幕戦「SBSオープンatタートルベイ」で、米ツアー本格参戦のデビューを飾る大山志保宮里美香の2人。初日は宮里が2アンダー12位タイ、大山が1アンダーの22位タイと好スタートを切ったが、2日目の風が2人を苦しめた。

午前中にプレーした大山は、スタートの1番でティショットをバンカーに入れ3オン2パットのボギー。5番でこの日唯一のバーディを奪うが、8番から4連続ボギーを叩くなど、スコアを崩してしまった。

「今日は一日ショットとパットが噛み合いませんでした・・・」。この日7オーバーの「79」を叩いてしまった大山は、肩を落としてクラブハウスに引き返してきた。予選落ちを覚悟した大山は、キャディを先に帰し、一人練習場でショットを繰り返していた。

そんな大山だったが、他の選手もスコアを落とし、午後組の大半がホールアウトする頃には「予選通過、大丈夫ですかね!?明日回りたいです」と明るい表情を戻した。「ここの芝生とかは、日本には無いじゃないですか。ここでやっていたらアプローチのバリエーションも増えるし、絶対に上手くなります」と話ながら、残り2日間ラウンドできる喜びを噛み締めていた。

そして、午後スタートの宮里美香も、前日とは異なる強風にショットの正確性を失った。前半を3ボギーで折り返し、後半も5番までに3ボギー。「上がり3ホールでバーディを獲ろうと思ったら、7番で池に入れてしまいました。最後まで諦めず、予選を通らなくても良い終わり方をしたかった」。

初戦は賞金のこともあるし、絶対に予選を通りたかったと話す宮里は、この日8オーバーの「80」を叩きながらも、大山と同じく通算6オーバーの60位タイで辛うじて予選を突破した。「ここまできたら攻めていくしかないですね。1つでも上に行けるようにがんばります」と力強く語った。

風に翻弄され、スコアを落してしまったが、目標の予選突破を決めた宮里美香

2009年 SBSオープンatタートルベイ