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プロも参戦!スナッグゴルフ全国大会開催

2011/11/06 08:53
20チーム全120人の選手たちと参加プロの記念写真

JGTO(社団法人日本ゴルフツアー機構)が主催する「第9回スナッグゴルフ対抗戦 JGTOカップ全国大会」が、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開催された。この大会は毎年5月の「日本ゴルフツアー選手権」開催中に行われてきたが、今年は3月の東日本大震災の影響で延期され、今回の日程に変更となった。

その日程変更が国内男子ツアーのオープンウィークと重なったことから、今回は男子プロ6名がスペシャルチームを編成し、小学生たちと一緒にラウンドを行った。出場したプロは宮本勝昌キャプテン、横田真一小山内護増田伸洋武藤俊憲薗田峻輔の6名。

沖縄県の嘉数芽香さんが元気に選手宣誓

小学生たちは、全国12地区の予選会を勝ち上がったチームと昨年の上位3校合計20校が出場。チームは2年生から4年生までの6名が出場し、上位5名のスコアをそのチームのスコアとし、9ホールのストローク戦で競う。

優勝はチームの合計スコア122ストロークの東広島市立三ツ城小学校(広島県)。2位の笠間市立友部小学校(茨城県)に3打差をつけて、5年ぶりの優勝を果たした。三ツ城小の監督は「開催時期を変更してまで子供たちに戦いの場を提供してくれた関係者に感謝しています。選手たちは毎日1時間の練習と、毎週土曜日には広島CC八本松コースで練習を積んできたので、自信を持ってプレーしてくれました」と感謝の言葉を述べ、生徒たちのプレーを賞賛。

参加したプロたちは6人中4人が小学生のベストスコアに及ばなかった。スナッグゴルフを初めてプレーした宮本は「ゴルフに通じる部分が多い」と感想を述べる。飛距離では小山内が小学生に負ける場面もあり「みんなはいろんな打ち方、技術を持っていますね。負けてしまったので、師匠と呼ばせてください」と、9ホールで14アンダー「22」をマークした神白恭平くん(友部小4年)に深々と頭を下げた。

表彰式の前には参加プロたちのトークショーが行われ、自身のゴルフ歴を振り返った。横田は今回出場した選手たちの年齢からゴルフに触れていれば「努力次第でプロゴルファーになれる」と太鼓判を押す。小学生たちの中には、スナッグゴルフだけでなく、通常のゴルフをしている選手も多く、大半がプロゴルファーになりたいという。(茨城県笠間市/本橋英治)

【チーム成績】
順位 スコア 学校名
1 122 東広島市立三ツ城小学校(広島県)
2 125 笠間市立友部小学校(茨城県)
3 126 笠間市立北根川小学校(茨城県)
4 133 神戸市立塩屋北小学校(兵庫県)
5 133 立教小学校(東京都)
6 134 笠間市立岩間第三小学校(茨城県)
7 138 岡山市立平島小学校(岡山県)
8 142 日進市立西小学校(愛知県)
9 145 笠間市立稲田小学校(茨城県)
10 146 森町立宮園小学校(静岡県)
11 147 伊江村立伊江小学校(沖縄県)
12 148 印西市立原山小学校(千葉県)
13 151 那覇市立壷屋小学校(沖縄県)
14 153 成田市立加良部小学校(千葉県)
15 154 笠間市立宍戸小学校(茨城県)
16 155 城里町立沢山小学校(茨城県)
17 159 桑名市立藤が丘小学校(三重県)
18 161 千歳市立千歳第二小学校(北海道)
19 165 石岡市立柿岡小学校(茨城県)
20 174 山梨市立三富小学校(山梨県)

カレーが目の前にあるのに、監督から指示が飛ぶ
至福のひと時!みんなおいしそうにカレーを食べました
プロが見守り緊張しながらもティショットを行う
アルバトロスを決め、テレながらもピース
トークショーでは各プロが子供時代の話などを披露した
引率の方々も会場に詰めかけ大混雑
左端が「22」を出した神白恭平くん