石川遼らが選手会を代表して7月に被災地訪問へ
2011/06/07 15:52
石川遼が7日(火)、都内で日本外国特派員協会の会見に出席した。席上で石川は来月7月中に、日本ゴルフツアーの選手会を代表して東日本大震災の被災地を訪問することを明らかにした。
石川は既に、今季の国内男子ツアーと海外メジャー大会での獲得賞金全額、およびバーディ1つを獲得するごとに10万円を積み立て、義援金として寄付することを決定。現在までに4400万円を超えている。5月には三郷市内の避難所を訪問。「(震災後)実際に何ができるのか自問自答している。三郷が一歩目だとしたら、これが次の一歩。微力ながら支えていきたい」と話した。
同協会の会見に招待されたのは、日本人プロゴルファーとしては尾崎将司、宮里藍、片山晋呉に続く4人目。外国人メディアから「プロとしての重圧はあるか?」という質問が飛ぶと「海外のツアーに出ると、よく聞かれるのですが、プレッシャーと感じたことはありません。応援されて初めてプロゴルファーとしての仕事ができる。それがプレッシャーになったら、仕事にならない」と苦笑いで話すと、会場は拍手に包まれた。
次戦は6月16日開幕の「全米オープン」。海外メジャー第2戦を前に、日本ツアーでは前週の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」まで2週連続で予選落ちを喫している。しかし「いい調整ができている。どれだけ打ちのめされるのか、という気持ちもあるが、いつか(全米OP)で勝つための第一歩、二歩として考えている。いい経験をした、ではなく勝つために何が足りないのかが分かるようなプレーをしてきたい」と意気込みを語った。